144FPSや240FPSでゲーム画面を録画する方法と動画ファイルの扱い方

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前回の記事「【Apex】60/75/120/144/165/240FPSの違いを徹底比較」を書くために、60FPS以上の高フレームレートで画面録画できるソフトがないかを探していました。

その際に見つけたソフトの使い勝手が良かったので、共有しておきます。高フレームレートでゲーム画面録画するメリットや動画ファイルの扱い方・実際に高フレームレート素材を使ったキルクリップ風編集の動画などもご紹介します。

目次

144FPSや240FPSで画面録画する方法

144FPSや240FPSで画面録画するために、高性能動画キャプチャーソフトのBandicamを使用します。
無料版と有料版があり、無料版は録画時間が10分まで、画面にBandicamのロゴが入るなどの制約はありますが、気軽に使うには無料版で十分です。10分以上の録画やロゴが邪魔な人は有料版を購入すると良いでしょう。

公式サイト:高性能動画キャプチャーソフト – Bandicam(バンディカム)



Bandicamのサイトのトップページ

ということでBandicamのサイトからソフトをダウンロードします。


Bandicamを開いた状態

Bandicamを開いた画面です。ここから各種設定を行って高フレームでの録画を行っていきます。

ゲーム録画モードを開いた状態

上部メニューのコントローラーのボタン(ゲーム録画モード)をクリック、左のメニューからビデオを選択し右下の設定をクリックします。

(通常の画面録画モードでは240FPSに設定してもうまく録画ができませんでした…。私の設定ミスの可能性もありますが、今回はゲーム録画モードでの説明になります。)

動画のフォーマット設定画面

ここで録画する映像の設定を行うことができます。

動画のフレームレートを設定している様子

ここで60以上のフレームレートを選択することができます。144FPSや240FPSを選択することもできますが、任意の数値を入力することもできます。

動画のフォーマット設定画面2

フレームレートを選択できたら、右の「…」をクリックします。

フレームレート設定画面

デフォルトでVFR使用が選択されていますが、CFR優先にしておきます。
(VFR使用の場合、録画した動画のフレームレートが選択した数値未満になることがあります。)

これでフレームレートに関する設定はOKです。

ゲーム録画モードを開いた状態2

元の画面に戻ります。上部メニューの下に「キャプチャーする画面をクリック」と表示されていることを確認して、その状態でゲーム画面を開きます。

Bandicamがゲームを認識した状態

ゲームを開いてBandicamが正常にゲームを認識したら、左上にFPS数が表示されます。
(録画した動画ファイルには左上のFPS数は映り込まないのでご安心を。)

Bandicamで録画準備が整った状態

Bandicamに戻ったら、「キャプチャーする画面をクリック」と表示されていた場所にゲームの名前が表示されているはずです。これで録画の準備は整いました。

右上の「REC」と書かれた赤いボタンをクリックすることで録画が開始されます。

Bandicamで画面録画している様子

録画を止める時はもう一度右上の赤いボタンをクリックします。これで録画はOK。

ちなみに「PC > ドキュメント > Bandicam」のフォルダに録画した動画ファイルが格納されます。

録画したファイルのプロパティ

動画ファイルを見ると、ちゃんと240FPS録画できていることが確認できます。

録画した動画を再生している様子

実際に再生してみても、ちゃんとヌルヌル動いています。


ちなみに…

144FPS240FPS画面録画をすると、そこそこパソコンに負荷がかかります。今回はApex Legendsを240FPS設定で録画してみましたが、結構ギリギリ240FPS出てたかなくらいだったと思います。以下が今回使用したパソコンのスペックですのでご参考に。

  • CPU:Ryzen 7 5800X
  • グラボ:GeForce RTX 3070
  • メモリ:32GB

144FPSや240FPSで録画した動画ファイルの扱い

おそらく高フレームでの画面録画は、スローモーション風にかっこよく編集してYouTubeにアップするなど、なにかしら手を加えることが多いと思います。

試しに240FPSで録画した動画を使ってキルクリップ風の編集をしてみました。240FPS素材を使うメリットが分かりやすいように、60FPSの素材と比較しています。途中のスローモーション部分に注目してご覧ください。

これ結構良くないですか?おそらくキルクリップを投稿している人で240FPSの素材を使っている人はほぼ0だと思いますので、他の人との差別化にも使えそうです。


ちなみに上のようなキルクリップ風の編集をしてみたい方は、以下の記事で作り方を紹介しています。




ということで、動画編集ソフトでの扱い方も軽く紹介しておきます。

今回使用するのはAdobeのPremiere Pro です。プロ向けのなんでもできる動画編集ソフトがサブスク制で気軽に利用できるので、これから編集をやってみたい!という人にもおすすめのソフトです。上の動画もPremiere Proで編集しています。

公式サイト:Adobe Premiere Pro | 業界最先端の動画編集ソフト【アドビ公式】



また、今回はPremiere Proの詳細な使い方の解説は省きますが、以下の記事で一通りの使い方を解説しています。


Premiere Proのプロジェクトを開いている状態

ということでPremiere Proでプロジェクトを作成、先ほどの動画ファイルを読み込んだ状態から説明を始めます。

240フレームのシーケンスで編集することもできますが、YouTube等はどのみち60フレームが上限ですので、60フレームのシーケンスにしておきます。

クリップの不一致に関する警告画面

先ほどの動画ファイルをタイムラインにドラッグします。その際にシーケンス設定の不一致警告が表示されますが、現在の設定を維持(60フレームのまま)でOKです。

速度・デュレーションを選択している様子

このままでは普通に60FPSで録画した状態と変わりませんので、再生速度を変更(スローモーションに)します。
タイムラインの動画を右クリックして、「速度・デュレーション…」をクリックします。

クリップ速度・デュレーション設定画面

240FPS録画したものを4分の1倍速にすれば、60FPSの滑らかなスローモーションにできます。
ということで速度を25%に設定しました。もちろん、用途に合わせて速度は好きに変更してOK。

「オーディオのピッチを維持」にチェックを入れておくと、音の高さはそのままに速度だけがスローになります。

スローにした素材を確認してみる1

ということでスローにした素材を少し見てみましょう。00:00:29:34から1フレーム(60分の1秒)を進めてみます。画面右下にご注目。

スローにした素材を確認してみる1

1フレーム進めた00:00:29:35の状態です。1フレーム前は見えていなかった指先が右下に見えますね。

4分の1倍速にした素材が60分の1秒ごとにちゃんと動いていますので、元素材が240FPSでしっかり録画できていたことが確認できました。

「フッテージを変換」を選択している様子

ちなみに、タイムラインにドラッグする前にプロジェクトの欄からFPS値をあらかじめ変えておくこともできます。
動画ファイルを右クリックして「変更 → フッテージを変換…」をクリックします。

「クリップを変更」画面

フレームレートの欄に「フレームレートを指定」という項目がありますので、ここで60FPSなど任意の値に設定しておくことができます。

基本的には先に紹介した「速度・デュレーション」で速度をいじる方法を使えば良いと思います。

まとめ

今日のまとめ
  • Bandicamを使用することで144FPSや240FPSなど高フレームでの画面録画が可能
  • 無料版は10分上限&ロゴ入りの制約あり、気になる場合は有料版を購入すればOK
  • VFR使用 → CFR優先にしておくと良い

Bandicamの有料版は1ライセンス4,400円なので、頻繁に使用する方は購入しちゃって良いと思います。そうでない方は無料版でも良いかな。

注意点はそれなりにパソコンに負荷がかかるので、それなりのスペックが必要だということです。一度自分のパソコンで高フレーム録画してみてください。


一応自作PC系の記事を色々書いているので、(いないとは思いますが)これを期にスペックの良いパソコンを手に入れたいと思った方は目を通してみてください。では!

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