皆さん動画編集における「JKLキー」ってご存知ですか。
主にカット作業を効率化できるショートカットなのですが、私お恥ずかしながら動画編集でガッツリ稼いでいた頃は知りませんでした。
あの頃から知っていればもうちょっと楽に仕事できたかもな…という後悔があります。
ということで、この記事で動画編集におけるJKLキーの凄さと使い方を共有しておきます。さらに少し工夫することでさらなる効率化を図れますよいう話もしています。
動画編集効率化ショートカット「JKL」が使えるソフト
JKLキーの使い方を見る前に、JKLキーが使える動画編集ソフトを確認しておきます。
- Premiere Pro(Win、Mac対応)
- Final Cut Pro(Mac対応)
- DaVinci Resolve(Win、Mac対応)
- Filmora
(Win、Mac対応)
あくまで私自身で確認がとれたソフトは上記の4つになります。
どの動画編集ソフトを使うか迷っている方や、この記事を読んでJKLキーが使いたいと思った方は、Premiere Proをおすすめしておきます。7日間の無料体験があることや、プロ向けの本格ソフトを月額制で気軽に使えること、ユーザーが多いのでノウハウがたくさんあることなどがおすすめポイントです。当サイトでもPremiere Proに関する色々な情報を発信しています。
動画編集効率化のキーマン「JKL」ショートカットの使い方

では早速JKLキーの使い方を。
キーボードの並びを見れば、「JKL」とは横並びに配置されているんですね。
まずは3キーの真ん中にあるKを中心に考えて、右にあるLキーは順方向、左にあるJキーは逆方向への移動というのが基本的な機能であると覚えます。
では1つずつ見ていきます。
まずは「L」の使い方

Lキーは「JKL」の中で一番右にあるということで、順方向への移動であるとお伝えしました。
具体的には、Lを一回押すと順方向に等倍速でタイムラインが再生されます。通常の再生ボタンやスペースバーと同じ挙動ですね。
ただしLキーの場合、2回押すと2倍速、3回押すと4倍速…のように押すたびに×2倍速で再生することができます。これが通常の再生ボタンやスペースバーなどより優れているポイントです。
【JKLキー ポイント1】
Lキー1つで通常の再生から早送りまでに対応!通常の再生ボタンやスペースバーより優れている!
「J」は「L」の反対

Jキーは「JKL」の中で一番左にあるということで、逆方向への移動であるとお伝えしました。
Jキーは全てにおいてLキーの逆方向版であると覚えておくと良いです。ということは、Jを1回押せば等倍速で逆再生、さらに2回で2倍速、3回で4倍速…の逆再生ということになりますね。
【JKLキー ポイント2】
Jキー1つで逆方向への移動ができる!JキーとLキーだけで自由にタイムラインを動かせる!
「K」の基本機能は停止

Kキーは「JKL」の真ん中にあるということで、JやLで再生中のタイムラインを停止することができます。
「ということは、あくまで活躍するのはJとLであって、Kは停止するときだけに使うのね~」と思ったあなた。Kキーの本領はJやLと組み合わせることで発揮されます。
「K」と「J・L」の組み合わせ技その1

ということで、Kの組み合わせ技1つ目。
「Kを押しながらL」で1フレーム右に、「Kを押しながらJ」で1フレーム左に移動できます。「←」「→」キーと同じ動きということです。
【JKLキー ポイント3】
「K」+「J・L」で1フレームずつの移動が可能!
「K」と「J・L」の組み合わせ技その2

組み合わせ技はもう1つあります。
「Kを押しながらL」で順方向にスロー再生、「Kを押しながらJ」で逆方向にスロー再生できます。Kを組み合わせることで細かい動きも可能になるというわけです。
【JKLキー ポイント4】
「K」+「J・Lの長押し」でスロー再生が可能!
JKLキーの使い方まとめ
キー | 機能 |
L | 順方向の再生(押すたびに×2倍速) |
J | 逆方向の再生(押すたびに×2倍速) |
K | 停止 |
K+L | 1フレーム右に移動 |
K+J | 1フレーム左に移動 |
K+Lの長押し | 順方向にスロー再生 |
K+Jの長押し | 逆方向にスロー再生 |
「JKL」のたった3つのキーを使うだけで、タイムラインを自由自在に行き来できます。
主にカット作業に活躍してくれますね。大きく動かすこともできれば、細かく動かすことで正確な編集点も見つけやすい。これが3つのキーだけでできるのはすごい。考えた人天才です。
JKLなどを左手デバイスと組み合わせてさらに動画編集効率化!

JKLは超便利ですが、1つだけ欠点を上げるとしたら「キーボードの右側にあること」ですかね。
キーボードの右側にあるということは、JKLは必然的に右手で操作することになりますが、そうなると頻繁にマウスを使う人にとっては手を動かす回数が増えてしまいます。
JKLの機能をキーボードの左側のキーに割り当てれば良いという考えもありますが、既存のショートカットを崩すことになるので、ちょっと面倒。
もちろん様々なショートカットを覚えておくことでマウスを触る回数は減らせますが、特に慣れないうちは無駄に時間がかかってしまう可能性があります。
これらの懸念点を簡単に解消するためにおすすめしたいのが、500円~2,000円程度で導入できる左手デバイスです。左手デバイスとはその名の通り、左手で操作するデバイスのことで、色々な種類のものがあります。
左手デバイスにJKLを含む必要な機能を集約させることで、右手は常にマウスに手を置けるようになります。もちろん既存のショートカットを崩す必要もありません。
今回は導入コストが低い2つの左手デバイスと使い方を紹介します。
おすすめ左手デバイス①:外付けテンキー

動画編集における左手デバイスとして最もおすすめなのは外付けテンキーです。
安いものだと1,000円以下で買える上に、整然と並べられたキーにショートカットを割り当てることができるので、かなり使いやすいです。
さらに、動画編集ソフト自体がテンキーへのショートカットの割り当てに対応しているので、設定も簡単。一度試して欲しい左手デバイスの定番です。
以下の記事で、テンキーへのショートカットの割り当て方法とおすすめの使い方などを詳しく解説しているので、気になる方はぜひ。

格安外付けテンキー
おすすめ左手デバイス②:ゲームパッド(ゲームコントローラー)

ゲームパッドも実は左手デバイスとして使えるのです。設定には別のソフトが必要ですが、ゲームパッドも左手デバイスとしてかなり優秀です。
十字キーなど直感的に分かりやすいボタン配置になっているので、十字右にLキーを、十字左にJキーを割り当てることで直感的な操作が可能になります。
別の設定ソフトを使う面倒さがある分、マウス操作やテキスト入力、複数のショートカットを同時実行できるなどテンキー以上に様々な機能を割り当てることができます。
以下の記事で、ゲームパッドへのショートカットの割り当て方法などを詳しく解説しているので、気になる方はぜひ。

格安ゲームパッド
まとめ:JKLは動画編集を効率化するための最強ツール!
- JKLは動画編集における最強の効率化ショートカット!たった3キーでタイムラインを自由自在に移動可能!
- JKLが使える動画編集ソフトでおすすめはAdobeのPremiere Pro!
- 左手デバイスも組み合わせることでさらなる効率化を図れる!
JKLを駆使することでタイムラインを大きく動けるだけでなく、細かく移動することもできるという点で、JKLは超優秀です。ぜひ使いこなして動画編集の作業を効率化してください。
さらに左手デバイスは本当におすすめです。左手デバイスだけでカット作業を完結させることもできるし、よく使うショートカットを瞬時に呼び出せる約15個のボタンを1,000円以下で買えると考えれば破格のコスパだと思います。
ぜひ「JKLを使ってみた感想」や「自分なりの動画編集効率化の技」など共有していただけると嬉しいです!では!
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