大学1年必見!線形代数のオススメ参考書を現役数学科が紹介

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かんまる

こんにちは!現役数学科ブロガーのかんまるです!


この記事では、理系大学生の必修科目である線形代数のオススメの参考書を6冊紹介しています。最初はなかなか馴染めない分野だと思いますので、ぜひ紹介する参考書でしっかり勉強してみてください。

紹介する6冊は、授業の参考になることはもちろん、独学にも使える参考書ばかりです。これから線形代数を学ぶ方、線形代数を学んでいるけどつまずいている方は必見ですよ。


目次

線形代数オススメ参考書:理学部向け


理学部とそれ以外とでオススメする参考書が変わってきます。

「理学部向け」では分かりやすさよりも厳密さ重視の参考書であり、数学の基礎からしっかり学べるものを紹介しています。

「理学部以外向け」では分かりやすさ重視の参考書を紹介しています。もちろん理学部でない方でも厳密な理論を学びたい方は理学部向けで紹介する参考書を手に取るのも全然OKですよ〜!

線型代数入門(基礎数学)

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基本情報

線型代数入門(基礎数学)
 齋藤正彦 著
 出版社:東京大学出版会
 刊行日:1966年3月31日
 ページ数:292ページ


線形代数のド定番教科書です。
東京大学出版会と聞くと内容が難しいのではないかと思いがちですが、この本はしっかりした理論を丁寧に解説してくれています。

どれを選べばいいかわからない方はとりあえずこの本を選べば間違いないと思いますよ。同じシリーズの演習書もあります。

かんまる

数学科の半数以上が持ってるのではないでしょうか。みんなが使ってるという安心感は大きいです。持っていて損はないです。


線型代数入門 (松坂和夫 数学入門シリーズ)

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基本情報

線型代数入門(松坂和夫 数学入門シリーズ)
 松坂和夫 著
 出版社:岩波書店
 刊行日:2018年11月6日
 ページ数:460ページ


集合・位相入門で有名な松坂和夫数学入門シリーズの線形代数版です。
460ページと豊富なページ数でしっかり丁寧に線形代数を学ぶことができます。

しかし、よくある参考書や大学の授業と章立てが異なります。授業の補助教材向けというよりは、独学用、予習用、復習用、2冊目以降用などに選ぶと、この教材をしっかり味わえるかと思います。

かんまる

他の参考書と章立てが異なるのは少し注意が必要です。しかし、内容は非常に丁寧で読みやすいです。章立てが他と異なることから、同じ内容でも別の角度からのアプローチを学べたりもできます。線形代数をしっかり理解したい方は、ぜひ手に取ってみてください。


明解演習線形代数(明解演習シリーズ)

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基本情報

明解演習線形代数(明解演習シリーズ)
 小寺平治 著
 出版社:共立出版
 刊行日:1984年12月21日
 ページ数:264ページ


こちらは上二つとは異なり、演習書になります。
難易度は標準的なものから少し難しいものまで、確実に力をつけられる問題が揃っています。解答もそれなりに優しく、類題にも解答が用意されています。

上2冊には計算問題があまり収録されていないので、演習を積みたいという方に非常にオススメです。

かんまる

線形代数は実際に計算問題を解きながら学習するのがオススメ。上で紹介した2冊のどちらか+演習書で学習するのが最適だと思います。この明解演習シリーズには他にも微分積分、統計学も出てるので、気になる方はぜひ!


微分積分オススメ参考書:理学部以外向け


こちらは理学部向けで紹介した参考書に比べて、分かりやすく読みやすいものを集めました。理学部の方でも詰まる部分があれば、こちらの参考書を参照するといいかもしれません。

スバラシク実力がつくと評判の線形代数キャンパス・ゼミ

基本情報
スバラシク実力がつくと評判の線形代数キャンパス・ゼミ
 馬場敬之 著
 出版社:マセマ出版社
 刊行日:2020年2月5日
 ページ数:227ページ


こちらは、大学生に超人気の参考書です。
大学生向けの参考書の中でも非常に親切な部類で、まるで受験参考書かのような分かりやすさです。

線形代数はなかなか馴染めないとよく言われますが、そんな苦手意識がある方に非常にオススメの一冊となっています。

かんまる

分かりやすいだけでなく、内容も充実しています。この本を学習していれば単位は余裕だと思います。
また、同シリーズの演習書もあります。演習書も解説が丁寧で確実に力をつけることができます。どの参考書を買えばいいか分からないという方はとりあえずこの本+演習書をチェックしてみてください!


1冊でマスター 大学の線形代数

基本情報

1冊でマスター 大学の線形代数
 石井俊全 著
 出版社:技術評論社
 刊行日:2014年12月18日
 ページ数:320ページ


名前の通り、1冊で大学の線形代数をマスターすることを目的とした参考書です。演習問題が豊富で、実際に手を動かしながら学べるスタイルです。
先ほどのキャンパス・ゼミ同様初学者にオススメの一冊ですよ。

かんまる

図書館で読んだことがあります。どちらかと言えばとりあえず単位が欲しい学生向けという印象です。線形代数の理論をしっかり習得するというよりは、道具としての線形代数を習得できる1冊って感じですね。テスト対策にバッチリの1冊だと思います!


チャート式シリーズ 大学教養 線形代数

基本情報

チャート式シリーズ 大学教養 線形代数
 加藤文元 監修
 出版社:数研出版
 刊行日:2020年4月17日
 ページ数:448ページ


高校数学では言わずと知れた参考書であるチャート式、実は大学版もあるんです。
高校数学のチャート式と同じ構成で、問題ごとに指針と解答がついています。
これ1冊をしっかり学習すれば相当力をつけることができます。

最近発売された本ですが、Amazon売れ筋ランキングの代数・幾何で7位を獲得しています。

かんまる

高校時代にチャート式にお世話になった人は多いと思います。私もチャート式ユーザーの1人ですが、見慣れた構成でどこか安心感があります。非常に良い演習書になっています。チャート式が好きな方は迷うことなく手にとっていいと思います。


まとめ


より理解を深めるためには、講義系1冊+演習書1冊で学習を進めるのがオススメです。ここで紹介している参考書はどれもオススメなので、自分に合うと思うものを選んでください。

最後までご覧いただきありがとうございました。


今日のひとこと

かんまる

線形代数、勉強すればするほど面白いですよ〜



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