みんなの生活をより便利にするために働いているプログラマー。そのプログラマーの中にも様々な種類があることを知っていますか?

プログラマーに興味はあるけどよくわからない

組み込み系?なにそれ(笑)
そんな方に向けて、今回は数あるプログラマーの種類の中から3つを厳選して、業務内容・使用するプログラミング言語・平均年収などをまとめました。
使用するプログラミング言語や平均年収について書いていますが、これには個人差があります。
特に平均年収に関しては目安の額です。個人の技術や経験・年齢や会社の規模によってかなり上下するものとして考えていただければと思います。
プログラマーの種類その1:Web系プログラマー

Web系の業務内容
Web系のプログラマーはその名前の通り、Webサイトに特化したプログラミングを行います。
皆さんが日常で当たり前のように使っているTwitterやFacebookなどのSNS、Amazonや楽天市場などのインターネットショッピングなどのサービスはWeb系のプログラマーによって支えられています。
Web系のプログラマーは主にフロントエンド(front end)とバックエンド(back end)の2種類に分けられます。
・フロントエンド → インターネットショッピングの検索欄やTwitterのいいねボタンなど、ユーザーがWebサービスを利用する時に見る部分を開発します。フロントは表という意味なので納得ですね。
・バックエンド → サーバーやデータベースなど、ユーザーがWebサービスを利用する時には見えない後ろの部分を開発します。バックは後ろという意味なのでこれまた納得。
Web系の使用言語
フロントエンドとバックエンドでは、使用する言語が異なります。
フロントエンドはWebサイトに欠かせないマークアップ言語であるHTML・CSSはもちろん、JavaScript・Reactなどを使用します。
バックエンドはPHP・Java・Ruby・Pythonなどを使用します。
Web系の平均年収
フロントエンド・バックエンドともに平均年収はおよそ400万円と言われています。
もちろん、高い能力をお持ちの方は年収1,000万円を超えることも可能です。
また、Pythonを使用するプログラマーの平均年収は比較的高いとされています。
Web系は在宅案件もある
実は僕は大学2年生の頃、Web系のプログラマーに興味を持ち、2ヶ月の独学でHTML・CSS・JavaScript・PHPを勉強し、クラウドソーシングサービスで案件を受けて学生兼Web系プログラマーとして月収10万円を超える収入を得て生活していました。
まったく無知の状態からたった2ヶ月で月収10万円を超えを狙えるのもWeb系のいいところです。
関連記事:【手順公開】大学生が2ヶ月の独学で月10万稼いだ話【プログラミング】
プログラマーの種類その2:組み込み系プログラマー

組み込み系の業務内容
組み込み系のプログラマーは、エアコンや冷蔵庫などの家電や、最近注目されている自動運転の制御など、機械類の制御のためのシステムを作成します。
具体的には、マイコン(マイクロコントローラの略)と呼ばれる小さな集積回路用のプログラミングを行います。
組み込み系は近年注目されているIoT(Internet of Things・モノのインターネット)実現に大きな役割を担います。各機器をIoT化する仕組みを作るのも組み込み系のプログラマーです。
組み込み系の使用言語
組み込み系では、多くの人が使い慣れているといった理由からC・C++・Javaなどを使用します。
組み込み系の平均年収
組み込み系も平均年収はおよそ400万円から600万円と言われています。
Cを使用できるプログラマーは若干年収が高い傾向にあります。
組み込み系はIoTの実現で需要が高まる
先ほども書きましたが、IoTの実現には組み込み系のプログラマーの存在が必要不可欠です。
今後ますますIoT化が進んでいく上で、それに伴って組み込み系のプログラマーの需要も高まっていくでしょう。
しかし、組み込み系エンジニアの数は、その需要に対して少ないのが現状です。というのも、SNSなどのWebサービスが急速に発展している現代において、プログラマーといえばWeb系という若者が増えてきたようで、組み込み系に興味を持つ人が少なくなっています。
需要は高まっているのに対して、供給が不足するということは、この組み込み系を狙えばとてもオイシイです。
プログラマーに興味はあるけど何系を目指せばいいかわからないと言う方は、組み込み系も視野に入れてみてください。
プログラマーの種類その3:アプリケーション系プログラマー

アプリケーション系の業務内容
アプリケーション系のプログラマーの業務は、その名前の通りパソコンやスマートフォン向けのアプリケーションのプログラミングを行います。
スマホが普及した現代、アプリケーションはとても身近なものになりました。ゲームアプリを始め、カメラアプリや便利アプリなど、その種類は多岐にわたります。このように、端末にインストールして利用するアプリケーションをネイティブアプリと言います。
これに対し端末にインストールせず、Webサイト内で利用できるWebアプリもあります。GmailやYouTubeはアプリケーションをインストールしなくても、Web上で利用できますよね。これがWebアプリです。
これらのネイティブアプリ・Webアプリを開発するのがアプリケーション系のプログラマーです。
アプリケーション系の使用言語
アプリケーション系では、何を開発するか、どのOSに向けて開発するかによって使用する言語が異なります。
ネイティブアプリでは、iPhone向けにはSwift、Android向けにはJava、Windows向けにはC++・C#・VisualBasicなど、Mac向けにはSwiftが使用されます。
Webアプリでは、Java・PHP・Ruby・Python・C#などが使用されます。
アプリケーション系の平均年収
アプリケーション系のプログラマーの平均年収はおよそ400万円から500万円ほどと言われています。
アプリケーション系も在宅案件アリ
Web系の部分でも書きましたが、クラウドソーシングサービスでは、アプリケーション開発の案件も少なくないです。一件あたり10万円から50万円ほどの報酬が発生する案件が多く、大きいものだと100万円を超える案件もあり、それなりの収入になります。
プログラマーの種類まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。
いかがだったでしょうか。
プログラマーは今後も需要が尽きることはない安定した職業です。技術や経験が必要になりますが、逆に言えば技術や経験があれば高収入も見込めます。
また、ジャンルによってはフリーランスや在宅ワークも可能で、それぞれのライフスタイルに合わせた働き方ができるのも注目ポイントです。
プログラマーに少しでも興味がある方は、是非これを機に勉強してみてください!
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