この記事では、これから自作PCを組む方に向けて予算10万円~15万円弱で作れる自作PCのおすすめパーツ構成を紹介しています。自作PCを組むならオススメの価格帯になってきます。
PCパーツは値段変動が激しく、在庫の有無もコロコロ変わるので、なるべく多くパーツの候補を紹介しています。
セールやクーポンで表記より安くなることもあるため、お得に買い物したいなら他の候補の欄のパーツも全て目を通すと良いと思います。その中で一番安いものを選んでください。
「必要なパーツって何?」「性能の差がよくわからない」といった自作PC初心者の方は必要な知識をこちらの記事で解説しているので、不安な方はぜひご覧ください。
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※表記している価格は記事更新時のAmazon販売価格です。なるべく頻繁に価格を確認して更新しますが、最新の価格はAmazon等でご確認ください。
目次
10万円前後自作PCパーツ構成①:バランス重視構成
まずはバランスを重視したパーツ構成を紹介します。
一通りのパソコンワークはもちろん、PCゲームや動画編集も難なくこなせるコスパの良い構成です。
ゲームに関しては、FortniteやVALORANTなどの軽いゲームはもちろん、ApexLegendsなどのそこそこのゲームでも144FPSを狙えるレベルになっています。
パーツ一覧
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商品名 |
他の候補 |
CPU |
Core i5-10400F (22,000円) |
【世代↑】Core i5-11400F(29,000円) 【性能↑】Ryzen 5 3600(27,000円) 【性能↑】Core i7-10700K(40,000円) 【性能↑↑】Ryzen 5 5600X(40,000円) 【性能↑↑】Ryzen 7 3700X(40,000円) |
CPUクーラー |
CPU付属クーラー |
虎徹 Mark Ⅱ(3,300円) 【性能↑】無限五(5,000円) |
グラボ |
玄人志向 GTX 1660Super (44,000円) |
ZOTAC GAMING GTX 1660Super(54,000円) 【性能↑】玄人志向 RTX2060(54,000円) |
マザボ |
ASROCK H470 Steel Legend (13,000円) |
MSI MPG Z490 GAMING PLUS(14,000円) ASUSTek PRIME H570-PLUS(16,000円) (※)GIGABYTE B450 AORUS PRO(12,500円) (※)MSI MPG B500 GAMING PLUS(15,000円) (※)ASUS ROG STRIX B550-A GAMING(15,600円) |
メモリ |
KLEVV DDR4 2666 8GB×2枚 (7,000円) |
シリコンパワー DDR4 2666 8GB×2枚(8,000円) キングストン DDR4 2666 8GB×2枚(8,000円) ADATA DDR4 2666 8GB×2枚(9,000円) Gigastone DDR4 2666 8GB×2枚(9,000円) 【性能↑】KLEVV DDR4 3200 16GB×2枚(17,000円) 【性能↑】CORSAIR DDR4 3200 16GB×2枚(17,000円) |
ストレージ |
Crucial SSD 500GB (6,000円) |
Western Digital SSD 500GB(6,800円) SanDisk SSD 500GB(6,800円) 【性能↑】Crucial M.2 SSD 500GB(6,500円) 【性能↑】Crucial SSD 1000GB(11,000円) 【性能↑】SanDisk SSD 1TB(12,500円) 【性能↑↑】Western Digital M.2 SSD 1TB(12,000円) 【性能↑↑】Crucial M.2 SSD 1TB(13,000円)
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電源ユニット |
玄人志向 STANDARD 500W (4,500円) |
Thermaltake Smart 500W(4,500円) Corsair 450W(5,000円) 【性能↑】玄人志向 STANDARD 600W(5,000円) 【性能↑】玄人志向 KRPW-BKシリーズ 550W(5,500円) |
ケース |
Thermaltake Versa H26 (3,900円) |
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OS |
Windows 10 Home (18,000円) |
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合計 |
118,400円 |
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メモ
・【CPUグレード簡易早見表】i5-10400F < i5-11400F ≦ Ryzen5 3600 < i7-10700K < Ryzen5 5600X ≦ Ryzen7 3700X
・CPUは1世代前の人気CPU Core i5-10400F を採用、Ryzen派なら Ryzen5 3600 が同価格帯でオススメ(Ryzenを選ぶ場合、マザーボードは※印をつけているものの中から選ぶ)
・CPUクーラーはCPU付属クーラーを使用(10700K のみCPU付属していないので自分で用意する必要あり)、冷却性能を求めるなら 虎徹MARKⅡ など別のクーラーを用意するのもあり
・グラボはミドルレンジで大人気の GTX 1660Super を採用。価格がもう少し落ちれば RTX 2060 を採用するのもあり
・拡張性を重視して、ATXサイズのマザーボードを採用、それに伴ってミドルタワーケースで大人気の Versa H26 を採用
・予算に余裕がある場合は、CPU・ストレージ・PCケースあたりを補強するとGOOD
10万円前後自作PCパーツ構成②:ゲーミング構成
続いてはPCゲームをガッツリプレイしたい方向けのパーツ構成です。具体的に言えば、グラボの性能を重視して他のパーツは最低限に抑えた構成です。
PCの使用用途がゲームメインで144Hz、165Hzモニターでガッツリゲームをプレイするならこの構成がおすすめ。RTX3000番台のグラボを積むことができれば、240FPSも全然狙えます。
パーツ一覧
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商品名 |
他の候補 |
CPU |
Core i5-10400F (22,000円) |
【性能↓】Core i3-10105F(11,000円) |
CPUクーラー |
CPU付属クーラー |
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グラボ |
玄人志向 RTX3060 (63,000円) |
ZOTAC RTX 3060 Twin Edge OC(70,000円) 【性能↑】玄人志向 RTX3060Ti(80,000円) 【性能↑】ASUSTek RTX 3060Ti(88,000円) 【性能↑】MSI RTX 3060Ti GAMING X(95,000円) 【性能↑】MSI RX6600XT GAMING X(76,000円) 【性能↑】ASRock RX6600XT(89,000円) 【性能↑↑】ZOTAC GAMING RTX 3070(105,000円) 【性能↑↑】GIGABYTE RTX 3070(108,000円) |
マザボ |
ASROCK H470 Steel Legend (13,000円) |
MSI MPG Z490 GAMING PLUS(14,000円) ASUSTek PRIME H570-PLUS(16,000円)
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メモリ |
KLEVV DDR4 2666 8GB×2枚 (7,000円) |
シリコンパワー DDR4 2666 8GB×2枚(8,000円) キングストン DDR4 2666 8GB×2枚(8,000円) ADATA DDR4 2666 8GB×2枚(9,000円) Gigastone DDR4 2666 8GB×2枚(9,000円) 【性能↑】KLEVV DDR4 3200 16GB×2枚(17,000円) 【性能↑】CORSAIR DDR4 3200 16GB×2枚(17,000円) |
ストレージ |
Crucial SSD 500GB (6,000円) |
Western Digital SSD 500GB(6,800円) SanDisk SSD 500GB(6,800円) 【性能↑】Crucial M.2 SSD 500GB(6,500円) 【性能↑】Crucial SSD 1000GB(11,000円) 【性能↑】SanDisk SSD 1TB(12,500円) 【性能↑↑】Western Digital M.2 SSD 1TB(12,000円) 【性能↑↑】Crucial M.2 SSD 1TB(13,000円)
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電源ユニット |
玄人志向 STANDARD 500W (4,500円) |
Thermaltake Smart 500W(4,500円) Corsair 450W(5,000円) 【性能↑】玄人志向 STANDARD 600W(5,000円) 【性能↑】玄人志向 KRPW-BKシリーズ 550W(5,500円) |
ケース |
Thermaltake Versa H26 (3,900円) |
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OS |
Windows 10 Home (18,000円) |
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合計 |
137,400円 |
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メモ
・ベースは10万円バランス構成を使用、グラボをできるだけ性能アップ
・CPUは Core i3-10105F でも悪くはないが、RTX3000番台のグラボを使うならボトルネックが心配。できることなら Core i5-10400F を積みたいところ
・グラボは RTX 3060 を積めればかなり幅広いゲームを快適に遊べる。ここで紹介しているグラボのグレードとしては RTX3060 < RX6600XT < RTX3060Ti < RTX3070 という感じ。玄人志向が頭一つ抜けて安い
・余裕があればM.2 SSDを積めばゲームの起動も快適。PCゲームは容量が非常にデカイので、たくさんゲームをインストールしたい方はなるべく大容量のストレージを選ぼう
10万円前後自作PCパーツ構成③:快適パソコンワーク構成
パソコンワークを快適にこなせるパーツ構成を紹介します。具体的には、ゲーミングPCとは異なり、グラボを最低限に抑えつつ、他のパーツを補強した形になっています。費用のかかるグラボを最低限にすることで、他のパーツをかなり柔軟に選ぶことができます。
事務作業をする方はもちろん、ブロガーやプログラマー(Web制作・アプリ制作など)の仕事向けのパソコンといった感じです。
パーツ一覧
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商品名 |
他の候補 |
CPU |
Core i7-10700K (40,000円) |
Ryzen 5 5600G(37,000円) 【性能↑】Ryzen 5 5600X(40,000円) 【性能↑】Ryzen 7 3700X(40,000円) 【性能↑↑】Core i7-11700K(48,000円) 【性能↑↑】Core i9-10900K(56,000円) 【性能↑↑】Ryzen 7 5800X(56,000円) |
CPUクーラー |
虎徹 Mark Ⅱ (3,300円) |
【性能↑】無限五(5,000円) 【性能↑↑】Noctua NH-D15(13,000円) 【性能↑↑】MSI MAG Core Liquid 240R(14,000円) 【性能↑↑】KRAKEN X63(17,600円) |
グラボ |
なし(注1) |
MSI GT 1030(10,000円) ASUSTek GT1030(11,500円) GIGABYTE GT1030(13,000円) ZOTAC GT1030(13,000円) 玄人志向 GT1030(13,500円) 【性能↑】玄人志向 GTX1050Ti(21,600円) |
マザボ |
ASROCK H470 Steel Legend (13,000円) |
MSI MPG Z490 GAMING PLUS(14,000円) ASUSTek PRIME H570-PLUS(16,000円) (※)GIGABYTE B450 AORUS PRO(12,500円) (※)MSI MPG B500 GAMING PLUS(15,000円) (※)ASUS ROG STRIX B550-A GAMING(15,600円) |
メモリ |
KLEVV DDR4 2666 8GB×2枚 (7,000円) |
シリコンパワー DDR4 2666 8GB×2枚(8,000円) キングストン DDR4 2666 8GB×2枚(8,000円) ADATA DDR4 2666 8GB×2枚(9,000円) Gigastone DDR4 2666 8GB×2枚(9,000円) 【性能↑】KLEVV DDR4 3200 16GB×2枚(17,000円) 【性能↑】CORSAIR DDR4 3200 16GB×2枚(17,000円) |
ストレージ |
Western Digital M.2 SSD 1TB (12,000円) |
Crucial M.2 SSD 1TB(13,000円)
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サブストレージ |
Seagate HDD 4TB (8,000円) |
Western Digital HDD 4TB(8,300円) 【性能↑】Seagate HDD 6TB(10,500円) |
電源ユニット |
玄人志向 STANDARD 500W (4,500円) |
Thermaltake Smart 500W(4,500円) Corsair 450W(5,000円) 【性能↑】玄人志向 STANDARD 600W(5,000円) 【性能↑】玄人志向 KRPW-BKシリーズ 550W(5,500円) |
ケース |
Thermaltake Versa H26 (3,900円) |
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OS |
Windows 10 Home (18,000円) |
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合計 |
109,700円 |
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メモ
・(注1)ここで紹介したIntel製CPU(10700K、11700K、10900K)と Ryzen5 5600G には内蔵グラフィックが搭載されているので、グラボがなくても起動できる。しかしここで紹介した他のAMD製CPU(5600X、3700X、5800X)には内蔵グラフィックがないので、グラボが必要。格安の GT1030 でも積んでおこう
・【CPUグレード簡易早見表】i7-10700K ≦ Ryzen5 5600G < Ryzen5 5600X ≦ Ryzen7 3700X < i9-10900K ≦ i7-11700K < Ryzen7 5800X
・CPUに予算をしっかり充てれるので、Corei7-10700K を選択。Ryzenシリーズを選ぶ場合、マザーボードは※印のついているものから選択する
・このあたりのグレードのCPUからCPUクーラーを自分で用意する必要があるので、高コスパで大人気の 虎徹MarkⅡ を選択。ただ高性能CPU(特に Ryzen7 5800X)はめちゃくちゃ熱くなるので、最強空冷の Noctua NH-D15 や、簡易水冷で一番人気の KRAKEN X63 を選びたい
・予算に余裕があるので、メインストレージに高速の1TB M.2 SSD、サブストレージに大容量の4TBHDDを積んだ、もちろんサブストレージが不要な場合はなくてもOK
・それでも予算に余裕がある場合はぜひPCケースを自分好みのものにしてほしい
まとめ:この価格帯の自作PCは超オススメ!
今回は予算10万円~15万円弱で作れる自作PCの最強構成を考えました。
この価格帯であれば、一通りのパソコンワークはもちろん、ゲームや動画編集などスペックが要求される用途にもしっかり対応できます。さらにPCケースなど外観にこだわることもでき、自作PCの醍醐味をしっかり味わえます。
もう少しグレードアップしたパソコンを作りたい方はこちらの記事を参考にしてください~。
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この記事では、これから自作PCを組む方に向けて予算15万円~20万円弱で作れる自作PCのおすすめパーツ構成を紹介しています。いわゆるハイスペックと言われるグレードのパソコンを組むことを目指せる価格帯です。
ぜひ自分にあったパソコンを作ってくださいね~では!
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