こんにちは!現役数学科ブロガーのかんまるです!
この記事では、受験生の頃50冊を超える参考書を購入していた参考書オタクの僕が考える数学が苦手な人でも共通テストで7割くらいはとれるレベルにもっていける、わかりやすい参考書を厳選して紹介します。
また、共通テストの科目にはありませんが、数IIIの参考書も紹介してます。数学が苦手だけど理系に進みたい人や、数IIIをどんどん予習したい人は必見ですよ〜!
共通テストは基礎をしっかり押さえて、過去問で問題形式や時間配分に慣れておけば7割程度は誰でも目指せます。ここで紹介する参考書で数学の基礎力をしっかり磨いておきましょう!
\この記事で紹介している参考書早見表/
タイトル | 内容 | |
1. 入門問題精講 | 講義と問題を1冊で学習できる入門書 | |
2. 初めから始める数学 | わかりやすいでお馴染みのマセマ参考書でもっとも優しい | |
3. 初めから解ける数学 | 初めから始めるの問題集バージョン | |
4. 基礎問題精講 | 厳選された問題を解いて数学基礎力UP | |
5. 元気が出る数学 | 「初めから始める」の次のレベルの参考書 | |
6. 元気に伸びる数学 | 元気が出る数学の問題集バージョン | |
7. 共通テスト過去問研究 | 共通テストの過去問といえばコレ、通称赤本 | |
8. 快速!解答 共通テスト | 共通テスト高得点のためのコツやテクニックが学べる |
数学の共通入試レベルの参考書の評価基準
今回は各参考書を、レベル・わかりやすさ、参考書を1周読み終わる(解き終わる)スピードの3点から評価しました。
評価内容はざっくりこんな感じ。スピードはあくまで目安ですが、1日あたり1〜3時間程度勉強した場合で考えています。
レベル(10段階) | わかりやすさ(5段階) | スピード(5段階) |
★・・・・・・・・・授業導入レベル | ★・・・・行間を埋めて考えるレベル | ★・・・・3ヶ月〜 |
★★・・・・・・・・定期試験レベル | ★★・・・必要最低限の解答・解説 | ★★・・・1ヶ月〜3ヶ月 |
★★★・・・・・・・入試導入レベル | ★★★・・わかりやすい解答・解説 | ★★★・・2週間〜1ヶ月 |
★★★★・・・・・・共通テスト標準レベル | ★★★★・かなりわかりやすい解答・解説 | ★★★★・1週間〜2週間 |
★★★★★・・・・・共通テストやや難レベル | ★★★★★非常にわかりやすい解説・解答 | ★★★★★1日〜1週間 |
★★★★★★・・・・中堅私立レベル | ||
★★★★★★★・・・地方国立レベル | ||
★★★★★★★★・・旧帝大レベル | ||
★★★★★★★★★・最上位大学レベル | ||
★★★★★★★★★★趣味レベル |
参考書紹介:数学が超苦手な人へ!予習したい人へ!
まずは数学が超苦手な人、授業についていけない人に向けて超絶わかりやすい参考書を紹介します。
数学がわからないと焦ってるあなた、この本があればきっと大丈夫。
また、どれもわかりやすい参考書なので、授業を先越して予習したい人にもおすすめです。
1. 入門問題精講 数学I・A、数学II・B、数学III
入門問題精講は、問題精講シリーズ中でもっとも優しい参考書です。
各単元で詳しい講義から始まり、練習問題を解く流れになっています。図が豊富でとにかくわかりやすい参考書です。
ただし解説が豊富な分、問題量が多くはないため、これが終わったらあとで紹介する同じシリーズの「基礎問題精講」に進むのが最適ルートの1つですね。
旺文社の公式サイトで一部試し読みができますよ〜。
>> 数学I・A 入門問題精講 新装版|旺文社
>> 数学II・B 入門問題精講 新装版|旺文社
2. 初めから始める 数学I、A、II、B、III Part1、III Part2
この本を出版しているマセマ出版社の参考書は、数学が苦手な人の救世主といっていいと思います。
この初めから始めるは、マセマ参考書の中でもっとも優しい参考書です。
文章が語りかけるように書かれており、どんどん読み進めることができます。僕が知っている中で一番やさしく丁寧に書かれた参考書かな。
マセマの参考書は「初めから始める数学」→「元気が出る数学」→「合格!数学」→「難関大数学」とどんどんレベルアップができるようになっています。
マセマの公式サイトで一部試し読みができるので数学苦手な人は一度見てみてね〜。
>> 初めから始める数学I 改訂7 P162-163 – マセマ出版社
>> 初めから始める数学II 改訂8 P281-282 – マセマ出版社
3. 初めから解ける 数学I・A、II・B、III
1つ前の「初めから始める」の問題集バージョン。「初めから始める」を勉強するならこの「初めから解ける」もセットで勉強するのがGOOD。
解説のわかりやすさもさすがのマセマです。非常にわかりやすい。
「初めから始める」で内容を理解して、「初めから解ける」で問題を解いてみる。これをするだけで数学の基礎力は十分ついています。
参考書紹介:数学の基礎力を固める参考書
ここでは、数学の基礎力をがっちり固める参考書を紹介します。
学校の授業がある程度理解できる人は、このレベルの参考書から勉強すればOK。
ここで紹介する参考書を完璧に理解できれば数学の基礎はOKです。あとは共通テストの過去問や予想問題を解いていけば数学7割のラインが見えてきますよ〜!
4. 基礎問題精講 数学I・A、II・B
最初に紹介した入門問題精講の次のレベル、基礎問題精講。
基礎問題精講は、黄チャートをグッとコンパクトにまとめたような参考書で、チャートに比べて少ない問題数でしっかり数学力が身につくのがポイント。
「問題→精講(問題の考え方)→解答→問題のポイント→演習問題」の流れで1セットになっています。精講や問題のポイントが非常にためになるいい参考書です。数学IIIはもうちょい難し目なのでここでは紹介しません。
基礎問題精講も旺文社の公式サイトで一部試し読みができますよ〜。
>> 数学I・A 基礎問題精講 五訂版|旺文社
>> 数学II・B 基礎問題精講 五訂版|旺文社
5. 元気が出る 数学I・A、II、B、III
きました、マセマの参考書です。「初めから始める」の次のステップに当たる「元気が出る数学シリーズ」です。
わかりやすさはそのままに、入試の基礎力をアップしてくれる1冊。
こちらもマセマの公式サイトで一部試し読みができます。ぜひ。
>> 元気が出る数学I・A 改訂7 P246-247 – マセマ出版
>> 元気が出る数学II 改訂7 P214-215 – マセマ出版
>> 元気が出る数学B 改訂4 P131-132 – マセマ出版
6. 元気に伸びる 数学I・A、II・B、III
1つ前の「元気が出る数学」の問題集バージョンです。「元気が出る数学」で勉強するならセットで勉強したい1冊。
「元気が出る数学」で内容を理解し、「元気に伸びる数学」で問題を解いてみる。これで入試の基礎力はバッチリです。
参考書紹介:共通テスト対策
ここまでで数学の基礎力を身につけたら、共通テストの問題形式や時間配分に慣れるために過去問を解くのが共通テスト対策の王道ルート。
7. 【赤本】共通テスト過去問研究 数学I・A / II・B
いわゆる赤本ってやつです。1度は耳にしたことがあると思います。
共通テストの過去問やオリジナル実践模試、さらにセンター試験の過去問など合計32回分のテストが収録されています。共通テスト対策の王道。解答は過去問対策の参考書としては標準的なわかりやすさ。
赤本で問題形式や時間配分に慣れていきましょう。初めて解く過去問や模試はぜひ本番と同じ制限時間で解いてみてくださいね。
8. 快速!解答 共通テスト 数学I・A、II・B
マセマの共通テスト対策専用の参考書です。
共通テストにはある程度のテクニックやコツがあります。そのノウハウがしっかり学べる1冊になっています。共通テストのバイブル的な参考書になるのでは。
共通テストで安定して高得点を取りたい人にオススメです。
まとめ
自分に合った参考書は見つかったでしょうか。
数学が大の苦手な人が共通テストで7割目指すオススメルートは、
・「入門問題精講」→「基礎問題精講」→「赤本」
・「初めから始める&初めから解ける」→「元気が出る&元気に伸びる」→「赤本」
学校の授業くらいなら理解できる人なら、
・「基礎問題精講」→「赤本」
・「元気が出る&元気に伸びる」→「赤本」
という感じですね。ぜひ数学を得点源にしましょうね〜!
ほかのレベルの参考書も紹介しています!
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