この記事では、これから自作PCを組む方に向けて予算3万円、5万円、7万円台で作れる格安自作PCのおすすめパーツ構成を紹介しています。コスパを優先するために、あえて前の世代のパーツを選ぶなど工夫しました。前の世代とはいってもバリバリ現役のパーツばかりなのでご安心を~。
PCパーツは値段変動が激しく、在庫の有無もコロコロ変わるので、なるべく多くパーツの候補を紹介しています。
セールやクーポンで表記より安くなることもあるため、お得に買い物したいなら他の候補の欄のパーツも全て目を通すと良いと思います。その中で一番安いものを選んでください。
「必要なパーツって何?」「性能の差とかよくわからない」といった自作PC初心者の方は必要な知識をこちらの記事で解説しているので、不安な方はぜひご覧ください。
※この記事で紹介している予算の場合、OS台も含めることが難しいです。プロダクトコードなしで無料でWindows 10を使うこともできますが、推奨はしません。Windows 10を別で用意するか、用意できない場合は無料のOSを使いましょう。
※表記している価格は記事更新時の価格です。なるべく頻繁に価格を確認して更新しますが、最新の価格はAmazon等でご確認ください。
格安自作PCパーツ構成①:予算3万円台でライトに使える自作PC
とにかく価格を抑えたパーツ構成になっています。ネットサーフィンや軽い書類作成、ビデオ通話など1通りのパソコン作業をこなせるスペックになっています。テレワークやリモート授業にもオススメ。
パーツ一覧
商品名 | 他の候補 | |
CPU | Core i3-10105 (15,000円) |
Ryzen 3 3200G(12,000円) |
CPUクーラー | CPU付属クーラー | |
グラボ | なし | |
マザボ | ASUS H410M-A (9,000円) |
ASUS B460M-A(10,000円) (※)ASRock B450M Steel Legend(9,000円) (※)ASUS B450M-PRO GAMING(11,500円) |
メモリ | シリコンパワー DDR4 21334GB×2枚 (4,800円) |
KLEVV DDR4 2666 4GB×2枚(5,000円) CORSAIR DDR4 2666 4GB×2枚(5,000円) CORSAIR DDR4 2666 8GB(5,000円) シリコンパワー DDR4-2666 8GB(5,000円) キングストン DDR4 2666 8GB(5,000円) |
ストレージ | KLEVV SSD 120GB (2,200円) |
LEVEN SSD 128GB(2,400円) ADATA SSD 120GB(2,500円) シリコンパワー SSD 128GB(3,000円) 【性能↑】ADATA SSD 240GB(3,700円) 【性能↑】Crucial SSD 240GB(4,000円) 【性能↑】シリコンパワー SSD 256GB(4,200円) |
電源ユニット | 玄人志向 STANDARD 400W (3,500円) |
Thermaltake Smart 350W(4,000円) 【性能↑】玄人志向 STANDARD 500W(4,500円) 【性能↑】Thermaltake Smart 500W(4,500円) 【性能↑】Corsair 450W(5,000円) |
ケース | Thermaltake Versa H17 (3,000円) |
Thermaltake Versa H18(3,000円) |
合計 | 37,500円 |
メモ
・CPUはコスパ抜群の Core i3-10105F を採用
・CPUにCPUクーラー付属、グラフィック内蔵
・CPUで Ryzen 3 3200G を選ぶ場合は、※印をつけている ASRock B450M Steel Legend などAMD CPU対応のマザーボードを選ぶ必要あり
・ストレージは120GBでは若干不安。できれば240GBのSSDを選ぶか、後から大容量のHDDなどを追加するなどしたい
格安自作PCパーツ構成②:予算5万円台で作る格安PC
3万円台PCに加え、グラボを積んだパーツ構成になっています。FortniteやVALORANTなどの軽いゲームであればこの構成でも遊べます。
パーツ一覧
商品名 | 他の候補 | |
CPU | Core i3-10105F (11,000円) |
【性能↑】Core i5-10400F(22,000円) |
CPUクーラー | CPU付属クーラー | |
グラボ | MSI GT 1030 (10,000円) |
ASUS Tek GT1030(11,500円) GIGABYTE GT1030(13,000円) ZOTAC GT1030(13,000円) 玄人志向 GT1030(13,500円) 【性能↑】玄人志向 GTX1050Ti(21,600円) |
マザボ | ASUS H410M-A (9,000円) |
ASUS B460M-A(10,000円) |
メモリ | シリコンパワー DDR4 21334GB×2枚 (4,800円) |
KLEVV DDR4 2666 4GB×2枚(5,000円) CORSAIR DDR4 2666 4GB×2枚(5,000円) CORSAIR DDR4 2666 8GB(5,000円) シリコンパワー DDR4-2666 8GB(5,000円) キングストン DDR4 2666 8GB(5,000円) 【性能↑】KLEVV DDR4 2666 8GB×2枚(7,000円) |
ストレージ | Crucial SSD 240GB (4,000円) |
ADATA SSD 240GB(3,700円) シリコンパワー SSD 256GB(4,200円) 【性能↑】Crucial SSD 500GB(6,000円) 【性能↑】Western Digital SSD 500GB(6,800円) |
電源ユニット | 玄人志向 STANDARD 400W (3,500円) |
Thermaltake Smart 350W(4,000円) 【性能↑】玄人志向 STANDARD 500W(4,500円) 【性能↑】Thermaltake Smart 500W(4,500円) 【性能↑】Corsair 450W(5,000円) |
ケース | Thermaltake Versa H17 (3,000円) |
Thermaltake Versa H18(3,000円) |
合計 | 45,300円 |
メモ
・ベースは3万円台PCを採用、グラボとSSDをグレードアップした構成
・グラボを搭載することで、内蔵グラフィックなしのCPU Core i3-10105F を積めるようになる
・予算に余裕がある場合CPU、グラボ、メモリ、ストレージあたりをアップグレードしたい
・ケースを自分好みのものにするのもアリ
格安自作PCパーツ構成③:予算7万円台で作る格安ゲーミングPC
いよいよゲーミングPCと呼べるくらいのパーツ構成になってきます。重いゲームを除くPCゲーム(ApexLegends)などで60FPSでのプレイが可能。軽めの動画編集もこなせるオススメの構成です。
パーツ一覧
商品名 | 他の候補 | |
CPU | Core i5-10400F (22,000円) |
【性能↑】Ryzen 5 3600(26,600円) |
CPUクーラー | CPU付属クーラー | |
グラボ | 玄人志向 GTX 1650 (27,000円) |
|
マザボ | ASUS H410M-A (9,000円) |
ASUS B460M-A(10,000円) (※)ASRock B450M Steel Legend(9,000円) (※)ASUS B450M-PRO GAMING(11,500円) |
メモリ | KLEVV DDR4 2666 8GB×2枚 (7,000円) |
シリコンパワー DDR4 2666 8GB×2枚(8,000円) キングストン DDR4 2666 8GB×2枚(8,000円) ADATA DDR4 2666 8GB×2枚(9,000円) Gigastone DDR4 2666 8GB×2枚(9,000円) |
ストレージ | Crucial SSD 500GB (6,000円) |
Western Digital SSD 500GB(6,800円) SanDisk SSD 500GB(6,800円) 【性能↑】Crucial M.2 SSD 500GB(6,500円) 【性能↑】Crucial SSD 1000GB(11,000円) 【性能↑】SanDisk SSD 1TB(12,500円) 【性能↑↑】Western Digital M.2 SSD 1TB(12,000円) 【性能↑↑】Crucial M.2 SSD 1TB(13,000円) |
電源ユニット | 玄人志向 STANDARD 500W (4,500円) |
Thermaltake Smart 500W(4,500円) Corsair 450W(5,000円) 【性能↑】玄人志向 STANDARD 600W(5,000円) 【性能↑】玄人志向 KRPW-BKシリーズ 550W(5,500円) |
ケース | Thermaltake Versa H17 (3,000円) |
Thermaltake Versa H18(3,000円) |
合計 | 78,500円 |
メモ
・5万円台PCからCPU、グラボ、メモリ、ストレージ、電源をアップグレードしたオススメ構成
・CPUは1つ前の世代の Ryzen 5 3600 も買いやすい価格でオススメ。Ryzenを買う場合は対応のマザーボードを選ぶ必要あり。(Ryzen CPU対応のマザボには※印をつけてます)
・SSDよりさらに高速のM.2 SSDを選ぶも良し
・グラボはこの価格帯なら他の選択肢がないのが現状。GTX 1650 の在庫があるなら早めに確保しておきたい
格安自作PCでもゲームが遊びたいなら
この価格帯で組んだ自作PCでゲームをしたいという方もいるでしょう。しかし一部のゲームを除いて快適に遊べるスペックとは言えません。
そこで、クラウドゲーミングサービスのGeForce NOWの出番です。
PCゲームの重たい処理をサーバー側で行う仕組みになっており、たとえ予算3万円の格安自作PCでも1080pの60FPSで快適にPCゲームを遊ぶことができます。ApexLegendsやR6S、DBDやCyberpunk2077など、人気ゲームに対応しています。
フリープランは無料で利用できるので、格安自作PCでもゲームがしたい!という人はGeForce NOWを使えばOK。
まとめ:自作PCはコストを抑えても作れる!
今回は予算3万円、5万円、7万円台で作る格安自作PCの最強構成を考えました。
一般の用途であれば、この価格帯で十分なパソコンを作ることができます。
「PCゲームをプレイしたい」「動画編集をしたい」という方は、この価格帯では少し物足りないです。少なくとも予算10万円は欲しいところ。
ぜひ自分にあったパソコンを作ってくださいね~では!
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