CPUとはなにかがざっくり分かる!型番やスペックの見方なども解説!

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CPUのメーカーや型番・スペックの見方を知ることは大切です。
自作PCを作りたい人はもちろん、メーカーのパソコンを購入する方も、より自分にあったスペックのパソコンを作る、または購入することができます。


自作PCに必要な知識はこちらの記事で解説しているので、自作PCに興味がある方はぜひ。


目次

そもそもCPUとは?

Ryzen7 5800Xの外箱

CPUとは、Central Processing Unitの略で、日本語では中央処理装置という意味を持ちます。
その名の通り、パソコン処理の中心を担うパーツで、人間に例えると頭脳の役割を果たします。プロセッサーとも呼ばれたりします。

パソコンにはなくてはならないパーツの1つで、CPUの性能によってパソコンのスペックは大きく左右するため、非常に重要です。

Ryzen7 5800Xの画像
Ryzen7 5800Xの画像

CPUはパソコンのパーツの中ではかなり小さいです。画像のように無数のピンがついており、そのピン1つ1つに固有の役割があります。

Ryzen7 5800Xを横から見た画像
Ryzen7 5800Xを横から見た画像

横から見るとこんな感じ。

CPUの2大シリーズ

IntelCPUとAMDCPU

CPUは2つのメーカーのものから選ぶことになります。
それがIntel Core iシリーズAMD Ryzenシリーズです。よくIntelRyzenという言われ方をするので、以下そのように書きます。

IntelとRyzenにはそれぞれ特徴があるので、軽くまとめます。

Intel Core iシリーズ

Intel製のCPUはCore i5とかCore i7とか言われるもので、聞き馴染みがある方もいると思います。

Intelは昔から根強い人気があるCPUで、昔はCPUといえばIntel一強でした。
Intelの特徴はコスパの良いものが多く、Intelに最適化されたソフトウェアが多いという点。昔から根強い人気があるのも納得です。

AMD Ryzenシリーズ

Ryzenは、2017年に発売が開始された新しいCPUのシリーズです。それまでIntel一強だったCPU界ですが、Ryzenの登場により今ではIntelとRyzenの二強となっています。

Ryzenの特徴は、性能の高さ。特にマルチスレッド性能(後で解説)が高く、IntelとRyzenの最高性能CPUを比較するとRyzenの方が1.5倍~1.8倍程度高いと言われています。

Intel第12世代の登場でどうなるか

Intelの最新世代CPUである第12世代が11月上旬に発売予定です。情報によれば、Intel第12世代CPUがRyzenの性能を上回るのではないかと言われています。販売が開始され、情報が安定してきたら追記しますね。


CPUのグレードの見方

CPUのグレード

CPUの種類は多く、知っておかなければ見分けるのが大変です。
細かいことは次の項目で説明しますが、これだけ知っておけばCPUの超ざっくりとした見分けができるというものを紹介しておきます。それがグレードの数字です。


Intelの場合はCore i○、Ryzenの場合はRyzen○(○の中に数字が入る)というように表記され、○の数字によってグレードを見分けることができます。
○にはIntelもRyzenも共通して、3・5・7・9のいずれかが入り、3 < 5 < 7 < 9というように数字が大きいほどグレードが上がります。

各グレードの性能とできること

  • Core i3、Ryzen 3 … 軽いOfiice文書の編集・ネットサーフィン
  • Core i5、Ryzen 5 … PCゲームや軽い動画編集
  • Core i7、Ryzen 7 … ゲーム配信やしっかりした動画編集
  • Core i9、Ryzen 9 … なんでもできる


CPUの型番の見方

CPUの型番の見方
  • 「Core i5」Intel製のCore iシリーズのi5グレードであることが記されています。
  • 「10」世代を表しています。この場合は第10世代のIntel製CPUであることが分かります。
  • 「400」CPUの番号です。この番号が大きいほど性能が良いというのが一般的です(例えばRyzen 9 5900XとRyzen 9 5950Xなら5950Xの方が性能が良い)。
  • 「F」… 末端のアルファベットはCPUの機能を表しています。Fの場合は内蔵グラフィックなし(※)となります。アルファベットがないものもあります。(下記詳述)

末端のアルファベットの種類

末端のアルファベットを見ることで、そのCPUが持っている機能を見ることができます。これだけ知っておけばOKというものをまとめておきます。

※オーバークロックとは、CPUの性能を最高にまで引き上げることですが、とりあえず性能が良いんだなと思っておけばOK。

CPUのスペックの見方

コア数とスレッド数のイメージイラスト

CPUの性能の本質的な話に入っていきますが、難しいので簡単に解説します。

CPUを見ていると、「Core i5-10400F 2.9GHz 6コア12スレッド」のように型番のあとに書いてあるのを見かけます。これらはクロック数・コア数・スレッド数と呼ばれ、CPUの性能を表しています。


これらはよく料理人に例えて説明されます。上の 「Core i5-10400F 2.9GHz 6コア12スレッド」 を例に説明します。

  • 「2.9GHz」… クロック数と呼ばれる数字。料理人の作業の素早さの指標。
  • 「6コア」… コア数と呼ばれる数字。料理人の数。
  • 「12スレッド」… スレッド数と呼ばれる数字。料理人が使えるコンロの数。

ざっくりした話ですが、要するに「クロック数が高いほど素早く、コア数が高いほど同時に行える作業量が増え、スレッド数が高いほど効率的」というようなニュアンスで覚えておけばOK。


CPUの性能指標であるベンチマークの見方

CPUのシングル性能とマルチ性能

CPUの性能を比較する際に用いられる指標に、ベンチマークスコアというものがあります。この言葉は、よくあるCPU性能比較の記事とかを見ていると必ず現れます。これは単純にCPUの性能をスコア化したものと考えてもらえればOKです。スコアが高いほどCPUの性能は高いです。

このベンチマークスコアには、シングル性能とマルチ性能の2種類があります。

  • ・シングル性能 … コア1つの性能(シェフ一人の能力)。最も重要。
  • ・マルチ性能  … 全コアの性能(厨房全体の連携能力)。高いほど同時に複数の処理をするときに有利に働く。



長々と書いてきましたが、これらを理解できればCPUの性能を見分けるのに困ることはありません。


最強CPU6つ紹介します

最後に自作PCを作る際のコスパ最強・性能最強のオススメCPUをIntel3つ、Ryzen3つの計6つ紹介します。
パーツ選びの参考になればと思います。

Intel Core i3-10105F 最大4.4GHz 4コア8スレッド

コスパ良しのエントリーCPUです。Core i3ながら、4コア8スレッドで十分な力を発揮してくれます。格安PCの定番CPUですね。

Intel Core i5-11400F 最大4.4GHz 6コア12スレッド

とにかくコスパ最強で人気のミドルレンジ定番CPUとにかくコスパを求めるなら選んでおけば間違いないでしょう。万人におすすめできるCPUです。

Intel Core i7-11700K 最大5.0GHz 8コア16スレッド

Intelの上位CPUの中ではコスパのよいCPU。このレベルのCPUを積んでおけば困ることはほとんどありません。

Ryzen5 5600G 最大4.6GHz 6コア12スレッド

Ryzen7 5800X 最大4.7GHz 8コア16スレッド

Ryzen7ながらCorei9に負けずとも劣らない実力をもつ5800X。ハイエンドPCの定番CPUです。

Ryzen9 5900X 最大4.8GHz 12コア24スレッド

まとめ:型番やスペックを見分けて自分にあったCPUを

いかがでしたか。これでCPUの比較や性能を見分ける能力が一通り身につきました。

CPUはパソコンの中心を担う重要なパーツなので、しっかり自分にあったCPUを見つけてくださいね。

まとめ

 1. CPUはパソコンの中心を担う重要パーツ。しっかり選ぼう!
 2. IntelとRyzenがある、Intel第12世代にも注目だ!
 3. グレードは 3 < 5 < 7 < 9と上がっていく!型番を見れば世代や機能が分かる!
 4. スペックの重要な指標、クロック数・コア数・スレッド数とベンチマークスコアを見よう!

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