【初心者必読】自作PCを組みたいと思った方に最初に読んでほしい内容まとめ

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自作PCを組んでみたいと思った方に向けて、最初に知っておくべき内容をまとめました。
パーツの選び方から組み立て方まで1通り理解できるように構成しています。


皆さんの自作PC組みの手助けになればと思います。ぜひ最後までご覧ください!

目次

自作PCを組むメリット・デメリット


まずは自作PCを組むメリットを理解しておきましょう。特に大きなメリットは太字にしてあります。

  • 既製のPCを購入するより安く済む場合が多い
  • 思い通りのスペックを実現できる
  • 自分好みの見た目を追求できる
  • PCへの理解が深まる
  • 楽しい

最近はグラフィックボードというパーツの値段が高騰しているため、一昔前ほどコスパが良いとは言えない状況です。それでも既製品を購入するよりも安く済むことが多いです。

そしてパーツを全て自分で選択することになるので、自分好みのスペック・見た目のPCを追求できます。

何よりPCを組むことは楽しく、自分で組んだPCは愛着がすごいです。これらが自作PCを組むメリットになります。

自作PCに必要なもの

自作PCに必要なもの
名称 説明 価格帯(目安)
CPUのイラスト
CPU
パソコンの頭脳を担うパーツ。パソコンのスペックに大きく影響します。 1万円~10万円程度
CPUクーラーのイラスト
CPUクーラー
CPUを冷やすためのパーツ。CPUは重い処理を行うと100℃前後まで熱くなり、正常に処理が行えなくなるため、しっかり冷やす必要があります。CPUにクーラーが付属しているものも多いです。 3千円~5万円程度
グラボのイラスト
グラフィックボード
ディスプレイに映像を出力するためのパーツ。略称はグラボ。CPUにグラボが内蔵されているものもあります。映像系やPCゲームに大きく関わるパーツになります。 1万円~35万円程度
メモリのイラスト
メモリ
データを一時的に記憶するパーツ。作業台に例えられるパーツで、メモリが高性能なほど(=作業台が広いほど)同時に作業できる量が増えます。 2千円~5万円程度
SSDのイラスト
ストレージ
データを保存するためのパーツ。SSDやHDDなどがある。 5千円~5万円程度
電源ユニットのイラスト
電源ユニット
各パーツに電力を供給するパーツ。 4千円~5万円程度
マザボのイラスト
マザーボード
全てのパーツを繋ぐ基盤。 1万円~5万円程度
PCケースのイラスト
PCケース
マザーボードを含む全てのパーツを収納するためのケース。ケースごとに大きさや見た目、機能が異なります。 3千円~3万円程度


さらに多くの場合、PCが完成したらWindows OSを入れることになるので、持っていない場合はOSも必要になります。2万円前後で手に入ります。

自作PCに必要なパーツを1つずつ紹介

1. CPU

CPUのイラスト


CPUはパソコンの頭脳を担うパーツです。パソコンのスペックに大きく影響するパーツになります。


現状CPUを選ぶなら以下の2つから選ぶことになります。

  • Intel製 Core iシリーズ … i3、i5、i7、i9の4グレード
  • AMD製 Ryzenシリーズ … Ryzen3、Ryzen5、Ryzen7、Ryzen9の4グレード

各社とも、グレードの数字が大きくなるほど値段も性能もあがります。さらに各グレードにもいくつかの種類があります。


どのグレードを選ぶかの指標はざっくりこんな感じ。

  • i3、Ryzen3 … ネットサーフィンや軽い文書作成
  • i5、Ryzen5 … PCゲームや軽い動画編集
  • i7、Ryzen7 … ゲーム配信やがっつり動画編集
  • i9、Ryzen9 … 最強・なんでもできる




↓CPUの例↓


2. CPUクーラー

CPUクーラーのイラスト


CPUは負荷をかけるとどんどん熱くなります。100℃前後まで上昇することもあり、熱くなりすぎるとオーバーヒートを起こし、正常に処理が行えなくなります。
それを防ぐためにCPUを冷やすためだけの専用パーツを用意します。それがCPUクーラーです。CPUによってはCPUクーラーが付属している場合があるので、その場合は自分で用意しなくてOK。

CPUクーラーの仕組み


CPUクーラーの仕組みは超簡単。CPUから伝わった熱を、冷却部で冷やすだけ。冷やし方によってCPUクーラーは3種類に分けられます。空冷簡易水冷本格水冷です一般的なのは空冷簡易水冷ですね。
これらの違いはCPUから伝わった熱をファンで冷やすか、液体で冷やすかになります。水冷の方が値段は高いですが、冷えやすいというのが一般的です。




↓CPUクーラーの例↓


3. グラフィックボード

グラボのイラスト


グラフィックボードは映像出力のためのパーツです。グラボとか言われたりします。最近はこのグラボの値段が高騰しているため、パーツ選びの難易度が上がっていますね。

グラボはパソコンを起動するための必須のパーツですが、CPUにグラフィック機能が内蔵されている場合はグラボがなくても起動できます。
しかし、映像系の作業やPCゲームをする場合は、例えCPUにグラフィック機能があっても、しっかりとしたグラボを用意するのが普通です。

グラボにはHDMIやDisplay Portなどの映像出力端子がついています。スペックによって端子の数が異なるので、たくさんのモニターをつなげたいならスペックの高いグラボを選ぶことになります。



↓グラフィックボードの例↓


4. メモリ

メモリのイラスト


メモリはデータを一時的に記憶するパーツです。〇〇GBのように表記されることから、次のストレージと混同するかもしれませんが、ストレージとは別物です。

メモリは作業台の広さに例えられます。メモリの容量が大きいほど(=作業台が広いほど)同時にたくさんのソフトウェアを開ける(=たくさんの書類を広げられる)といった感じです。

メモリ容量を選ぶ際のポイントはこんな感じです。

  • ネットサーフィンや軽く文書を編集をする程度 … 8GB以上
  • PCゲームをしたり軽い動画編集をしたい … 16GB以上
  • ゲーム配信をしたりがっつり動画編集をしたい …32GB以上



↓メモリの例↓


5. マザーボード

マザボのイラスト


マザーボードは全てのパーツを接続するための基板です。それなりに種類がありますが、選択するCPUや予算によってある程度絞ることができます。

マザーボードによって、大きさや機能が異なります。大きいマザーボードを使えばその分拡張性は良くなりますが、ケースのサイズも自ずと大きいものを選ぶことになります。逆に、小さいマザーボードを使えばコンパクトなパソコンを作ることができますが、その分拡張性は犠牲になることになります。

また、マザーボードによって挿せる外部ケーブルの種類や数が異なります。特にUSB端子の数は重要なので、購入する前にしっかりと見ておく必要があります。



↓マザーボードの例↓


6. ストレージ(SSD・HDD)

ストレージのイラスト


ストレージはPCのあらゆるデータを保存するためのパーツです。ストレージは以下の3種類から選ぶことになります。読み書きの速度、値段が変わってきます。

  • M.2 SSD … マザーボードに直接挿すタイプ。最も高速。値段は高め。
  • SSD … 速度も値段も中間。
  • HDD … 速度は遅いが値段が安く大容量。

M.2 SSDにOSやよく起動するゲームを入れておくことで、PCの立ち上げやゲームの起動が高速になります。
ストレージは複数使用することができるので、OSやゲームはM.2 SSD、容量の大きい動画ファイルはHDDに保存するといった使い方ができます。


↓ストレージの例↓


7. 電源ユニット

電源ユニットのイラスト


電源ユニットは各パーツに電力を供給するためのパーツです。
PCケースに取り付けて、そこからケーブルで必要なパーツに電源を供給します。

電源ユニットを選ぶ際のポイントは2つ。「ワット数」と「変換効率」です。

  • ・「ワット数」… スペックが高いPCを作るならある程度大きいワット数の電源を選ぶのが良いです。
  • ・「変換効率」… 電源ユニットが電圧を変換する際にどれくらいロスが発生するかを表しています。80 PLUS認定と呼ばれる一定以上の変換効率を持つことを示す指標があり、中でも80 PLUS Bronze < Silver < Gold < Platinum < Titaniumと効率がよくなります。

どの程度の電源を選ぶかはスペックと予算によりますが、ある程度しっかりとした電源を選択することをおすすめします。80 PLUS認定がされている電源であればより一層良いですね。


↓電源ユニットの例↓


8. PCケース

PCケースのイラスト


PCケースは全ての部品を収納するためのケースです。

ケースによってサイズも機能も見た目も大きく異なり、選ぶのが結構難しいパーツです。
サイズに関しては、マザーボードのサイズを選んでからケースを選ぶか、ケースを選んでからマザーボードのサイズを選ぶかになります。

PCケースの機能って何?」って最初はなりますが、ケース内部の冷却性能だったり、電源ボタンの位置、ケース側の端子類の種類など、結構見るポイントって多いんですよね。沼です。



↓PCケースの例↓


自作PCのパーツはこの手順で選ぶと良し

STEP
予算を決める

まずは予算を決めていきます。ざっくり5万円、10万円、15万円 … のように5万円刻みくらいで大丈夫です。

STEP
メモリ、ストレージ、PCケースをざっくり決める

自作PCを組む目的に合わせて先にメモリやストレージを選びます。PCケースもここで見ておくと良いです。これでCPUやグラボにどれくらい予算を充てれるかが見えてきます。

STEP
CPU、グラボ、マザボ、電源ユニットを決める

残った予算で買える最大限のCPUやグラボを選びながら、それに合わせてマザボと電源ユニットも選んでいきます。OSを買う場合はその額も考慮しておくと良いです。

STEP
最終チェック

選んだパーツを吟味します。多分1発で全部のパーツをビシッと決めれる人はいません。しっかり悩みましょう。

例えば「予算15万円だから、まずメモリに10,000円、ストレージに15,000円、ケースに5,000円だとして、残りのパーツに12万円だな。マザボと電源で20,000円くらいだとしてCPUとグラボには100,000円かけれるな」という感じです。

他のパーツを一通り決めた上で、CPUとグラボのスペックをどれくらい上げるかが勝負です。

予算別最強構成自作PCパーツを考える

とはいっても、いきなりパーツを全部選ぶのはなかなか難しいです。ということで、「予算別最強構成自作PCパーツ」を考えました。自分の予算に合わせて、パーツ選びの参考にしてくださいね~。

予算3万円~10万円弱

予算10万円~15万円弱

予算15万円~20万円弱

予算20万円~30万円程度

まとめ:しっかりとパーツを選んで自分好みのパソコンを組もう!

自作PCは初心者には難しそうに感じますが、実際は少し勉強すれば誰でも組めます。この記事がその勉強の手助けになれば幸いです。

ぜひ自分好みのパーツを選んで、楽しい自作PCライフをお過ごしください!では!

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