パソコンのメモリとは?誰でも分かるように分かりやすさ重視で解説!

自作PC

この記事では、PCパーツのメモリについて、メモリって何?どういう役割があるの?スペックの見方は?選び方は?などを誰でも理解できるように分かりやすさ重視で噛み砕いて解説しています!

メモリは説明が難しいパーツではありますが、その分面白いので、ぜひ最後まで読んでいってください!


自作PCに必要な知識はこちらの記事で解説しているので、自作PCに興味がある方はぜひ。


メモリとは

お堅く言えば…

マシンが処理を行う際に一時的にデータを保存する主記憶装置のこと。

…なんとなく分かるような分からないような。そんな感じですよね。これから1歩1歩紐解いていきましょう。


デスクトップ用メモリの見た目

最初に見た目の紹介から。
これはデスクトップPC用のメモリです。いかにも電子部品という感じですね。

多くのデスクトップPCの場合、1枚 or 2枚 or 4枚のメモリをマザーボードというパソコンの基板に挿して使います。


関連記事:マザーボードとは何かが分かる!CPU対応表やおすすめマザボも紹介

メモリの役割

メモリの役割ですが、「一時的にデータを保存する主記憶装置」であると上で紹介しました。
これを詳しく説明するために、まず前半部分の「一時的にデータを保存する」の部分を解説します。

メモリは机に例えられる

メモリは机や作業台に似た役割を持っており、それらに例えて説明されることが多いです。

例えば、「教科書とノートを開いて勉強する」際の一連の流れを考えてみます。

教科書とノートを開いて勉強する際の一連の流れ
1. 教科書とノートを本棚から取り出す

2. 教科書とノートを机の上に広げる

3. 読んだり書いたりして勉強する

4. 教科書とノートを本棚にしまう

…とまぁ細かく書くとこういう流れになります。
そして、この例での机は「勉強しているときにだけ必要な教科書やノートを置いておく場所」という役割があります。勉強しないときは本棚にしまいます…よね。


机のスペースによる作業効率の差

そして、机が広ければ広いほど、置けるものの数が増える。机の性能が高ければ高いほど作業効率がアップする。というのは想像しやすいと思います。



ではメモリの話に戻りましょう。
上の例で、本棚=ストレージ、机=メモリ、教科書とノート=アプリケーション、これら一連の動作を行なっている人=CPUであると置き換えて考えることができます。

机をメモリに置き換えた場合のイラスト
1. ストレージからデータを呼び出す

2. 呼び出したデータをメモリに送る

3. メモリに送られたデータにアクセスして実行する

4. ストレージにデータを保存する

つまりメモリは、パソコンが何かを実行するときに、そのデータを実行中だけ置いておく場所という役割があると理解できます。

そして机の話と同様、メモリが大容量なほど、同時に開けるアプリケーションの数が増える。メモリの性能が高ければ高いほど、作業効率がアップする。これでちょっと理解が進みました。


関連記事:CPUとはなにかがざっくり分かる!型番やスペックの見方なども解説!

「ストレージ」と「メモリ」

メモリとストレージのイラスト

メモリの役割の「一時的にデータを保存する主記憶装置」のうち、後半部分の「主記憶装置」について解説します。


パソコンやスマホの中にはメモリだけでなく、他にも記憶装置が入っています。それがストレージ。
メモリもストレージも記憶できる容量をGB(ギガバイト)やTB(テラバイト)で表すのはよく知られていると思います。

この2つの記憶装置にはそれぞれ別の呼び名があり、それが「メモリ=主記憶装置」、「ストレージ=補助記憶装置」です。

ストレージについて

ストレージのイラスト

ストレージについても軽く説明しときます。

ストレージは、データを長期的に保存するために使う装置です。
パソコンの内部ストレージであるSSDやHDDだけでなく、USBメモリやSDカード、最近ではオンラインストレージなんてものもありますね。これらは比較的馴染みのある言葉で、みなさんも想像しやすいと思います。
もちろん、マシンの電源がオフになってもデータは保存され続けます。メモリとは対照的な記憶装置です。

容量や速度が大きく異なる

メモリとストレージの違いは他にもあります。容量やデータのアクセス速度が大きく異なるのです。

メモリとストレージの一般的な容量・速度

メモリ4GB 〜 64GB程度。超高速
・ストレージ128GB 〜 8TB程度( = 8000GB)。低速〜中速

例えば私のメインPCの場合、メモリ32GB、ストレージは合計5TBです。

2つの記憶装置の役割「主記憶」「補助記憶」

主記憶装置と補助記憶装置

これまで紹介したメモリとストレージの違いをまとめておきます。

メモリとストレージの違い

メモリ短期保存・小容量・超高速
・ストレージ長期保存・大容量・低速〜中速

これらを踏まえて、主記憶装置と補助記憶装置についての話に戻ります。


パソコン君の意見としては、

パソコン
パソコン

メモリが超高速で使えるなら、わざわざ遅いストレージなんて使わずにメモリをメインの記憶装置として使いたいよね〜

ですが、そうはいきません。


メモリは超高速な分、ストレージに比べて値段が圧倒的に高い、そして容量が小さいからです。
実際の相場で、メモリ8GBで4,000円(=1GBあたり500円)、SSD 500GBで6,000円(=1GBあたり12円)です。

パソコン
パソコン

それじゃあ仕方なく、遅いけど容量は大きなストレージという記憶装置を、あくまでメモリの足りない部分を補助するという目的で使いますか〜



これがメモリが主記憶装置、ストレージが補助記憶装置と呼ばれる理由です。

メモリの役割まとめ

その時点で必要なファイルはすぐにアクセスできるメモリに置いておき、不要なファイルはたくさん保存できるストレージで保管しておく。
そして容量が小さいメモリは、必要なファイルですぐにいっぱいになってしまうので、しかたなく優先順位の低いファイルからストレージに戻してく。(=一時保存)



パソコン
パソコン

特徴ある2つの記憶装置を組み合わせることで、快適なパソコン作業ができるようになるんだねぇ〜




メモリのスペックについて

メモリの役割が分かったところで、次はメモリのスペックについてのお話です。ここの解説を読めば、自分好みのメモリを見つける準備は整います。

メモリのスペックを見る上で大事なのが「容量・規格・速度」の3点。

容量

まずは容量。机の”広さ”にあたる部分です。メモリ容量が大きいほど、一度に開けるアプリやファイルの数が増えます。

現在主流のメモリの1枚あたりの容量は、小さい物だと4GB、大きい物だと32GBとなります。
これを1枚もしくは複数枚使って、自分の用途にあったメモリ容量を選択していきます。
一般的な用途であれば、搭載するメモリは合計で4GB〜32GB程度でOK。

用途別メモリ容量の目安を下にまとめておきますので、参考にしてみてください。

用途別メモリ容量目安

・4GB … 軽い事務作業やネットサーフィン
・8GB … 標準的なメモリ容量
・16GB … 動画編集や画像編集、PCゲーム
・32GB … 重い動画編集や画像編集、ゲーム配信、仮想デスクトップ


コラム:なんでメモリは2枚セットが多いの?

ところでメモリはこのように、2枚セットで販売されていることが多いです。なぜでしょうか。

実は、メモリは同じ容量であっても1枚で使うより2枚組で使った方が良い性能を発揮するのです。
例えば同じ16GBという容量でも、16GBのメモリを1枚で使うより、8GB×2枚のメモリで合計16GBにして使う方が性能が良くなるのです。
というわけで、8GB以上の容量で特に理由がない場合はメモリは2枚セットで使うことをおすすめします。

チップ規格

メモリのチップ規格とは、「DDR3」とか「DDR4」とかDDR○ってやつです。○の数字が世代を表しており、数字が大きいほど性能が良くなります。


各マザーボードやCPUごとに対応しているメモリの規格が違います。そして、各規格に互換性はありません。なので、DDR4対応のマザーボードに、DDR3のメモリは使えません。コレ重要。

マザーボードの製品説明の例

大体マザーボードとCPUの製品説明に対応メモリ規格が書いてあるので、それに合わせて購入しましょう。

現在売られているメモリの多くはDDR4、一部DDR3といった感じです。
ちなみに最新のDDR5対応は、現時点でIntel第12世代CPUとZ690チップセットのマザーボードのみです。

コラム:デスクトップPCとノートPCのメモリ

メモリには、デスクトップ用PCのメモリとノートPC用のメモリがあります。2つは別物です。
用途に合わせて購入する必要があります。大抵の場合、製品名や製品説明に「デスクトップ用」とか「ノートPC用」と書いています。


メモリクロック

メモリクロックは、「DDR4-2666」のように、世代の後ろに書かれていることが多い数値で、値が大きいほど動作が素早くなります。単位はMHzです。よって、「DDR4-2666」のメモリクロック数は2666MHzということになります。DDR4では主にDDR4-2666やDDR4-3200などがあります。

マザーボードの製品説明の例2


このメモリクロック数は、マザーボードによって上限が決まっています。例えば上のマザーボードの場合、2400MHzが上限ですので、それ以上の速度でメモリを動作させることはできません。
しかし、上記のマザーボードでも、例えばDDR4-3200のメモリを使用することはできます。メモリは表記以下の速度で動作させることも可能だからです。なのでDDR4-3200のメモリを買っても、2400MHzで動作させれば良いのです。

各規格の基本情報

世代流通年性能目安クロック数の目安
DDR2001年〜200 ~ 550
DDR22005年〜DDRの2倍400 ~ 1333
DDR32007年〜DDR2の2倍800 ~ 2666
DDR42014年〜DDR3の2倍800 ~ 5600
DDR52021年〜DDR4の2倍3200 ~ 6400


実際のメモリのスペックを見分けてみる

これだけの情報を知っていれば、実際の製品も見分けることができるようになります。以下の製品で試してみましょう。


容量は8GB×2枚の16GB、規格はDDR4、クロック数は3200MHzです。

これだけでメモリのスペックが分かるようになりました。意外と簡単ですよね。

自作PCのメモリの選び方

自作PCでのメモリの選び方を紹介しておきます。自作PCerの方は参考にしてみてください。

メモリの選び方
  1. CPUとマザーボードを選ぶ
  2. メモリの容量を選ぶ
  3. CPUとマザーボードに対応している規格のメモリの中から選ぶ


メモリはCPUやマザーボードによって対応している規格が異なるので、まずはそこから選びましょう。その規格の中から自分の要求するスペックを満たすメモリを選択します。

似たようなスペックの商品がたくさんある場合は、正直どれも同じなので、なるべく安いものや人気のもの、見た目の好みやレビューの数、売れ筋ランキング上位のものなどで決めると良いでしょう。
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まとめ:正しく理解して自分に合ったメモリを見つけよう!

メモリは、他のパーツに比べて「コレを選んでおけば間違いない!!」という製品がありません。
そのため、自分でしっかりスペックを見極めて購入する必要があります。この記事で紹介している内容を理解しておけば、大丈夫です。

参考までに、シリコンパワーCorsairCrucialKLEVVKingstonあたりがよく名前を聞くメーカーです。迷ったらその中から選べばいいですよ。

この記事を書いた人

現役理学部数学科学生。ブログ「令和に生きる」を運営中。ガキの頃からパソコンを触るのが大好きだった男。Mac歴12年。現在はメインでWindows自作PC、サブでMacbook Airを使用。プログラミング、動画編集できます。プログラミングは主にPythonユーザーです。旅行とゲームが好きです。

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