iPhone 13 Proを購入して1週間が経過しました。
この記事では、iPhone 13 Proシリーズ(iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Max)の目玉であるカメラの性能を徹底的に検証します。
以前使用していた、iPhone 11 Pro Maxとの撮影比較を実施し、iPhone 13 Proのカメラがどれくらいパワーアップしたかを見ていきますよ~。
iPhone 13Pro VS 他iPhoneのカメラ性能比較表
まずはカメラ性能のおおまかな比較表を見てみます。iPhone11~iPhone13ProシリーズとiPhone SE2の性能で比較します。
13Pro 13ProMax |
13 13mini |
12Pro 12ProMax |
12 12mini |
11Pro 11ProMax |
11 |
SE2 |
|
搭載カメラ | 望遠 f2.8 広角 f1.5 超広角 f1.8 |
– 広角 f1.6 超広角 f2.4 |
望遠 f2.0 広角 f1.6 超広角 f2.4 |
– 広角 f1.6 超広角 f2.4 |
望遠 f2.0 広角 f1.8 超広角 f2.4 |
– 広角 f1.8 超広角 f2.4 |
– 広角 f1.8 – |
光学ズーム | 3倍 | – | 2倍 | – | 2倍 | – | – |
ナイトモード | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | – |
DeepFusion | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | – |
Apple ProRaW | ○ | – | ○ | – | – | – | – |
手ブレ補正 | センサーシフト光学式 | センサーシフト光学式 | デュアル光学式 | 光学式 | デュアル光学式 | 光学式 | 光学式 |
iPhone 13 Proシリーズのカメラの目玉機能はコレだ!
iPhone 13 Proシリーズのカメラの大きな目玉機能は、ズバリ望遠レンズと超広角レンズです。
望遠レンズは従来の2倍ズームのものから3倍ズームのものに変更になりました。
超広角レンズはf値が大幅に上がっただけでなく、最短撮影距離が2cm程度にまで大幅にパワーアップし、マクロ撮影に強くなりました。
まとめるとiPhone 13 Proシリーズは以下のようにカメラ機能が強化されています。
ここからは、iPhone 13 Proシリーズの大きな変更点である望遠レンズと超広角レンズの性能比較を中心に、様々なシチュエーションで撮影した画像を紹介しながらカメラ性能を検証していきます。
iPhone 13 Pro VS 11 Proカメラ徹底比較①:明るい野外
まずはカメラの使用機会が多いシチュエーションである「明るい野外」での撮影テストです。
今回はよく晴れた日の小田原城で撮影してきました。
こんな感じで撮影したのでアングルに若干の違いがありますが、ご了承ください(._.)
なおテスト撮影した画像は、クリックするとオリジナルサイズで拡大してご覧いただけます。
広角レンズ
拡大してみます。
広角レンズはiPhone 13 Proがf1.5、iPhone 11 Pro Maxがf1.8とf値の差こそありますが、大きな違いは見受けられません。拡大画像を見ても、同じような感じですね。
望遠レンズ
iPhone 13 Proシリーズの注目ポイントである3倍望遠レンズ。従来の2倍ズームと見え方も随分違います。
こちらも同程度拡大してみます。
望遠レンズでははっきりと差が出ていますね。やはり3倍望遠のiPhone 13 Proの方が輪郭がはっきりとしています。より遠くのものをキレイに撮影できるようになりました。
超広角レンズ
iPhone 13 Proシリーズでは、従来のf2.4だった超広角レンズがf1.8にまでパワーアップしています。
その影響か、iPhone 13 Proで撮影した画像の方が、空の深い青さがしっかり出ていて、鮮やかな画像になっていると思います。
iPhone 13 Pro VS 11 Proカメラ徹底比較②:明るい室内
次に明るい室内での撮影テストです。愛用マウス「Logicool G PRO X Superlight」を撮影しています。
広角レンズ
若干iPhone 13 Proの方が明暗がくっきりしている気もしますが、やはり広角レンズには大きな差は見られないですね。
望遠レンズ
意外にもあまり違いが見られません。
超広角レンズ
これは顕著に違いが見られます。こうして比べてみると、従来の超広角レンズはあまり使う気になれません。やはりiPhone 13 Proシリーズの目玉はこの超広角レンズと言えそうです。
iPhone 13 Pro VS 11 Proカメラ徹底比較③:暗い野外
次は暗い野外での撮影テストです。先日訪れた神戸の街を散歩しているときに撮影した海辺の風景です。
広角レンズ
どちらもきれいだなぁ。
やはり広角レンズは従来のレンズから含めて素晴らしいですね。
望遠レンズ
色味が全然違いますね。個人的にはiPhone 13 Proの方が好み。
iPhone 13 Proの方がくっきりした印象があります。
超広角レンズ
写真の明るさが違いますね。夜景を超広角レンズで撮影すると、とても壮大な写真になりそうです。
iPhone 11 Pro Maxの超広角レンズでのナイトモード撮影は不可能でした。iPhone 13 Proの超広角レンズのナイトモードのみ紹介しておきます。
超広角レンズの暗所撮影は元が暗かっただけに、ナイトモードの恩恵をしっかり受けた写真に仕上がっています。
iPhone 13 Pro VS 11 Proカメラ徹底比較④:暗い室内
次は暗い室内です。明るい室内と同様、愛用マウス「Logicool G PRO X Superlight」を撮影しています。
広角レンズ
f値の高いiPhone 13 Proの方が、色味がいい感じがしますが、これも誤差程度ですね。
ナイトモードでも比較してみます。
やはり従来のレンズの方が、暗いところで撮った感が出ています。iPhone 13 Proの方が自然な色味をしていますね。
望遠レンズ
室内の望遠レンズはそんなに違いがでませんね。
これもナイトモードでも比較してみます。
ナイトモードの露光時間は自動で撮影しましたが、iPhone 13 Proの方の色味に違和感がありますね。撮影環境にもよりますが、これに関してはなんとも言えない結果になっています。
超広角レンズ
超広角はやはり暗さには弱いですが、それでも従来の超広角レンズに比べるとパワーアップしています。
やはり超広角 × ナイトモードの組み合わせは便利に使えそうです。
iPhone 13 Pro VS 11 Proカメラ徹底比較⑤:超広角最短撮影距離
最後に超広角レンズによる最短撮影距離の検証をします。iPhone 13 Proシリーズの超広角レンズは最短撮影距離が2cm程度と言われており、注目の新要素です。
この違いにはビビりました。やはりiPhone 13 Proシリーズの最大の強みは超広角レンズですね。
ちなみに上の画像撮影時を別視点で見るとこんな感じになっています。
iPhone 13 Pro、寄れすぎ。これは予想以上のとんでもないレンズが搭載されているんだなと。
iPhone 13 Proのカメラをさらに活用するアイテム2つ
カメラの保護フィルムは必須レベル
まずカメラの保護フィルムは用意したほうがいいです。iPhone 13 Proのカメラは結構飛び出たデザインになっています。
iPhone本体にケースをつけたとしても、カメラ側を下にして置いたときにカメラ部分が当たってしまうこともあるくらい飛び出ています。ポケットに入れているときも傷がつく可能性があります。
ずっとキレイな写真を撮りたいなら、カメラ用保護フィルムはあったほうがいいですね。
iPhone 13 Proが一眼レフに早変わり!
iPhone 13 Proの最強カメラを、さらに最最強にするレンズキット+ミニ三脚セットです。これがあればもう重い一眼レフを持ち歩く必要もありません。
22倍望遠レンズ、25倍マイクロレンズ、235°魚眼レンズ、0.62倍広角レンズがセットになっており、写真の幅をグッと広げてくれます。
まとめ:iPhone 13 Proは望遠と超広角がパワーアップ!
様々なシチュエーションでiPhone 13 Proのカメラの実力を見てきましたが、いかがでしたか。
やはり目玉は3倍望遠レンズとマクロ撮影可能の超広角レンズですね。特に超広角はかなり活躍の場が広がりました。
3倍望遠レンズ、マクロ撮影可能の超広角レンズが搭載されているのは、現時点でiPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxのみです。カメラの性能を求めるならiPhone 13 Proシリーズで決まり!です。
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