Logicoolより、2023年02月02日に発売されたヘッドセット「H390」の新色オフホワイトを提供いただきましたので、実機レビューします。
以前より安価なヘッドセットとして高い評価を受けていたH390の新色ということで、コスパの良さが期待されます。さっそく見ていきましょう!
Logicool H390の基本情報
H390 |
|
形式 | 両耳ヘッドセット |
ドライバー | 30mm |
スピーカー周波数 | 20~20,000Hz |
接続 | USB-A |
ケーブル長 | 1.9m |
本体重量 | 197g |
カラー | ● オフホワイト ● ブラック ● ローズ |
参考価格 | 3,960円 |
公式サイト | ロジクールH390 USBヘッドセット(ノイズキャンセリング マイク搭載) |
今回紹介するもの
Logicool H390の注目機能
まずはH390の注目機能をザッと見ていきましょう!
ノイズキャンセリングマイクを採用
H390は、低価格帯ながらもノイズキャンセリングマイクを搭載しています。
ノイズキャンセリングによって周囲の環境音や会話音などをカットされ、よりクリアな音声で通話できる効果が期待されます。
便利なインラインコントロール
H390には、手元で音量やマイクのミュートを操作できる便利なインラインコントロールが搭載されています。
デバイス側でなく本体側で操作できるので、より瞬時に、より手軽にコントロールすることができます。
本体重量197gという軽さ
ヘッドセットを選ぶ際、装着感や疲労感に直結する「軽さ」は重要なポイントの1つです。
H390の本体重量は197g(スペック値)と、ヘッドセットとしては軽めの作りになっています。
USB-Aのみで使用可能
H390はUSB-Aケーブルをデバイスに挿すだけで使えます。
USBケーブルを挿せば自動でドライバがインストールされ、すぐに使用を開始することができます。設定用のソフトもインストール不要なので、誰でも簡単に使うことができます。
環境にやさしい素材
H390は機能面に優れているだけではありません。
再生プラスチックを23%以上使用したり、認定森林の資源から作られた紙製パッケージを使用したり、カーボンニュートラル認定を受けていたりと、環境面にも配慮されています。
ロジクールの製品は機能面やデザイン面はもちろん、環境面に優れているのも好きなポイントなんですよね。選びがいがあります。
紹介しているもの
Logicool H390の外観レビュー
ここからは実機をじっくり見ていきます。H390はブラック、オフホワイト、ローズの3色展開となっていますが、今回はオフホワイトでのレビューとなります。
シンプルな本体
画像から分かる通り、H390は非常にシンプルな仕上がりとなっています。
イヤーパッド部分は小さめの円形になっています。耳をすっぽり覆う形ではなく、耳の上に乗せるような設計となっています。
イヤーパッドやヘッドバンド部分にはクッション素材が使用されており、装着感の良さにも期待ができます。
ヘッドバンド部分は左右ともに約3.5cm、計7cmほど長さ調整ができるようになっています。
マイク部分は収納可能
マイク部分は上下に回転するようになっており、マイクを使用しないときは上に収納しておくことができます。
1.9mのケーブルとインラインコントロール
H390はケーブル一体型で接続端子はUSB-Aとなっています。ケーブル長は1.9mと十分な長さが確保されています。
ケーブルには注目機能でも取り上げたインラインコントロールが搭載されています。
マイクのオン/オフはインジケーターで確認できます。オン時は常時点灯、オフ時は点滅します。
3色のカラーバリエーション
今回紹介しているオフホワイト以外にも、ブラックとローズの3色がラインナップされています。このようなオフィス向けデバイスでカラーバリエーションがあるのは嬉しいポイントです。
Logicool H390の装着感レビュー
H390を5時間ほど使ってみた際の第一印象をまとめます。
装着感はしっかりしていて、イヤーパッド部分で自分の頭を挟んでいるような感覚です。そのため長時間着けていてもズレてきたり外れてしまうといったことはありませんでした。
イヤーパッドがクッション素材になっているため耳に痛みはありませんが、この締付け感にはやや慣れが必要かなと感じています。
逆に慣れてしまえば、軽量な本体と相まって長時間の使用も可能です。
Logicool H390の音質レビュー
ヘッドセットの最も重要な音質の部分をレビューしていきます。
通話時、音楽再生時のスピーカー音質とマイクの音質をそれぞれ5点満点で評価しています。
通話時の音質 | (4.5/5.0) | 音質に関しての不満は特になし。耳をすっぽり覆えないことから会話の没入感が少ない点を考えて-0.5点とした。 |
音楽再生時の音質 | (3.5/5.0) | お、音楽も意外とイケるやん。という感触。ガッツリ音楽鑑賞には向かないが、軽く数曲聞く程度なら使える。 |
マイクの音質 | (4.5/5.0) | かなりクリアな音質で満足。ある程度ノイキャンもしてくれているなという印象。高音がやや強い。 |
H390はWeb会議等でしっかり使える音質だと思います。いくつかマイナスポイントも書きましたが、あくまでそれはヘッドセット市場全体を踏まえた評価なので、この価格帯を考えると素晴らしい出来だと思います。
音楽再生もできなくはないですが、音楽鑑賞も目的に入れてヘッドセットを選ぶには力不足感が否めません。その場合は同じロジクールの上位モデルZone Vibe 100あたりがおすすめです。(→ レビュー記事)
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1週間使ってわかったLogicool H390の良いところ
ここからは1週間ほどH390を使ってみて感じた良いところ、微妙なところを紹介していきます。
インラインコントロールが便利
インラインコントロールが想像以上に便利でした。特にマイクのオン/オフを瞬時に行えるのが良いです。
通話をしていて、一瞬だけマイクをミュートにしたいという場面は意外と多いです。例えば咳やくしゃみをするとき、トイレ等に離席をするときなどですかね。実務においてはさらにミュートにしたい場面も多いでしょう。
また、ミュートボタンがマイクから離れているため、ボタンを押す音がマイクに入らないのも地味に嬉しいポイントです。
USB-Aのみで駆動
H390はUSB-Aのみで駆動するため、イヤホン端子を使用する必要がありません。そのため、今まで使っていたPCスピーカーや別のヘッドホン等との併用も簡単です。意外に大きな利点です。
取り扱いが簡単
開封~使用までがとにかく簡単だと感じました。本当に開封してUSBを挿すだけで使えます。設定用のソフトも無いため、何かをインストールする必要もありません。
PC作業が苦手な方でも安心して使えるのも、また1つの良さだなと思います。
音漏れが少ない
比較的大きな音を鳴らしても、音漏れが少なかったです。
音漏れが少ないので、家や職場ではもちろん、カフェや新幹線等でも使いやすいですね。
1週間使ってわかったH390の微妙なところ
少しだけ使っていて微妙だと感じる点もあったので共有しておきます。
メガネとの併用にはやや慣れが必要
強めな締めつけ感が故に、メガネとの併用にはやや慣れが必要だと感じました。適当に装着してしまうとメガネがズレてしまうことが何度かありました。
具体的にはH390を装着する際に、耳の真上からふわっと包み込むようにすると、メガネを付けていても快適に使用できます。
まとめ:ノイキャンで音質良しの格安ヘッドセットの定番!
- 安価ながらもノイズキャンセリングマイクを採用、音質も良し
- インラインコントロールが便利
- USB-Aのみで動作し、取り扱いが簡単
- 環境にやさしい素材を使っている
- コード長が1.9mと十分
- 締め付けがややキツめで最初は疲れるかも
- 通話には十分なスピーカー性能だが、音楽鑑賞やゲームには不向き
H390は、この値段ながらもノイズキャンセリングマイクを搭載した、高い完成度のオフィス向けヘッドセットだと感じました。インラインコントロールも便利で、通話目的なら非常に良い選択肢となるでしょう。
USBを挿すだけですぐに使えるので、難しいことがわからない方もとりあえずこれを使っておけば間違いありません。
今回紹介したもの
値段を考えれば当たり前の話ですが、音楽鑑賞やゲームの使用にはスピーカー性能の力不足が否めません。
1台で通話から音楽鑑賞、ゲームまですべてこなしたいなら、Logicoolの上位モデルである本格ヘッドセットZone Vibe 100がおすすめです(→ レビュー記事)。
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