Ankerの大人気ワイヤレスイヤホンブランドSoundcoreから、2022年5月17日にSoundcore初となるインナーイヤー型のLife Note 3Sが発売されたので、実機レビューします。
音質や装着感、良いところや悪いところを本音で語ってますので、ぜひ購入の際の参考にしてくださいね~。
Anker Soundcore Life Note 3Sの基本スペック
Life Note 3Sの注目ポイントは「Anker唯一のインナーイヤー型ワイヤレスイヤホン」です。
インナーイヤー型イヤホン特有のつけ心地や、現状のAnkerイヤホンで最大サイズの13mmドライバーの音質がどのようなものかが、今回のレビューの鍵となりそうです。
Life Note 3Sの外観レビュー
こちらがLife Note 3Sのケース(オフホワイト)。Amazonで6,990円で購入。
お馴染みSoundcoreのロゴが装飾されたケースは、ツルツルサラサラとしていてなんとも心地よいです。
Life Note 3Sは上開きタイプ。ケースの感じは完全にLife P3ですね。
前面部にLEDのインジケーターがあり、ここでバッテリー残量を確認することができます。
こちらがLife Note 3S本体。耳に引っ掛けるようにして装着するインナーイヤー型となっています。昔のiPhoneに付属していた有線イヤホンのEarPods、無印AirPodsと似たような形状になっています。
Anker従来のカナル型イヤホンに比べて一回り小ぶりなのもびっくり。
カナル型のLiberty Air 2 ProとLife Note 3Sを並べてみると、大きさの差は一目瞭然。よりライトな装着感を味わえそうです。
Life Note 3Sの音質レビュー
今回、Life Note 3Sにはライトな装着感を期待して購入しました。作業中や散歩中にラジオを流せればいいかなくらいで音質にはそこまで期待していませんでした。
…が、付けてみてびっくり。これめっちゃ音質ええぞ。
低音域 | 中音域 | 高音域 | 迫力 | 総合評価 | |
点数 |
一週間ほど、J-POPから洋楽、バラードからEDM、ジャズからマキシマム ザ ホルモンまで色々な曲を聞きました。その結果のコスト対音質評価は上記の通り。ちなみにイコライザはいじっていません。
さすが13mmドライバーといったところでしょうか。低音の迫力がすごい。どちらかといえばドンシャリ寄りの音ではありますが、下品さはなく繊細な表現も◎。
カナル型に比べて耳の圧迫感がなく、音の広がりもインナーイヤー型ならではの良さがあります。色々な曲を聞きたくなります。
総合評価は星5としました。6,990円でこの音質は素晴らしいと言わざるを得ません。
同じ価格帯のLife P3は、個人的には高音がキツくてイコライザでイジるのが必須でしたが、こちらのLife Note 3Sはイコライザをいじらなくても割りと音が完成されています。音質に期待して購入しても満足できる一台だと自身を持っておすすめできます。
Life Note 3S×Soundcoreアプリでより便利に
Ankerイヤホン専用アプリ「Soundcore」があれば、Life Note 3Sの魅力をさらに引き出すことができます。Life Note 3Sと接続した端末でSoundcoreアプリをインストールすればすぐに使えます。
Soundcoreアプリで最も出番があるのはイコライザでしょう。各音域帯に対して+6dBから-6dBまで割り振れるので、理想の音作りができます。この設定はLife Note 3Sから流れる全ての音に対して適応されるので、例えば本来はイコライザの設定ができないYouTubeなどでも、より理想の音を楽しむことができます。
Soundcoreアプリでは他にも、イヤホン本体で操作できる項目の設定や遅延を軽減できるゲームモードの設定、ファームウェアの更新やイヤホンを探す機能などが利用できます。Life Note 3Sを購入したらインストール必須です。
Anker Soundcore Life Note 3Sの良いところレビュー
ではLife Note 3Sを一週間ほど使い込んでみて、総合的に良かったところとイマイチなところをまとめます。まずは良かったところから。
音質が素晴らしい
Life Note 3Sの一番の特徴は個人的に音質の良さだと考えています。Ankerイヤホンで音質重視ならLife Note 3Sを買えばOKです。
今までメインで使っていたLiberty Air 2 Pro、サブで使っていたLife P3と比較してもLife Note 3Sが一番音いいです。
どんどん次の曲を聞きたくなるイヤホンって、イヤホンとして満点じゃないですか。
長時間の使用でも疲れにくい
Life Note 3Sはインナーイヤー型ということで、やはり前評判通りに疲れにくいと感じました。
カナル型イヤホンも特に疲れることは無いですが、やはり耳の圧迫感から来る窮屈感や長時間使用による蒸れ・むずがゆさは圧倒的に軽減されました。
睡眠モードが地味ながら優秀
Soundcoreアプリで利用できる睡眠モードが地味ながら優秀で、結構使っています。
睡眠モードは、好みのヒーリングサウンドをミックスすることで、睡眠の質向上やリラックス効果を得ることができるモードです。
これが作業中など、集中したいときにすごく使えます。今も睡眠モードを使いながらこの記事を書いています。
今までのイヤホンでも睡眠モードは使えたのですが、インナーイヤー型のライトな装着感と睡眠モードの組み合わせがより集中力を高めてくれると感じています。
ケース込みのバッテリー性能が優秀
ワイヤレスイヤホンはバッテリー性能も重要ですから、購入の際は要チェックです。
Life Note 3Sはというと、ケースを含めた最大再生可能時間が35時間となっています。これはAnkerイヤホン全体で3位タイの成績で、Appleの第3世代AirPodsにも勝ります。
Anker Soundcore Life Note 3Sのイマイチなところレビュー
続いてはLife Note 3Sのイマイチポイント。購入する場合はここもしっかり理解してからにすべし。
慣れるまでは装着感に違和感あり
インナーイヤー型のLife Note 3S。耳に引っ掛けるようにして装着しますが、これが慣れるまでは少し違和感があるかも。特にカナル型イヤホンからの移行の場合は慣れるまでに時間がかかる可能性があります。僕もそうでした。
最初はそのライトな装着感から、すぐに落ちてくるんじゃないかと気になってしまいました。1日5時間ほど装着して、3日目くらいからようやく違和感なく使えるようになったかなと思います。
実際、カナル型よりは耳から外れやすいです。普通に使ったり軽く頭を振る程度なら大丈夫ですが、激しい運動やヘドバンがしたい方はカナル型のほうがいいですね。
イヤホン単体のバッテリー性能が弱め
ケース込みのバッテリー性能は優秀という話でしたが、イヤホン単体の最大再生可能時間は5時間と若干弱めです。通常使用で見るとこれはAnker内で最下位の成績となっています。
大抵の場合、5時間あれば十分ですが、5時間以上の長時間のお出かけや作業では途中で充電する時間が発生してしまうため、そういった使用の想定がある方は注意が必要です。
カラーバリエーションが少ない
現状、ブラックとオフホワイトの2色のみの展開となっています。Ankerイヤホンとしてはちょっと寂しいですね。
Liberty Air 2 ProやLife P3などの大人気イヤホンではカラーバリエーションが多いことや、Life Note 3Sが発売して間もないことを考えると、Life Note 3Sの人気が安定すれば新色が追加もあるかも。
結論!Life Note 3Sはインナーイヤー型の良さが詰まった大満足のイヤホン!
- Life Note 3SはAnker初で現状唯一のインナーイヤー型ワイヤレスイヤホン
- Anker内で最大口径の13mmドライバーを搭載、コスパ満点の音質が大きな強み
- ライトな装着感で疲労軽減、ただし慣れるまで時間がかかることも
Life Note 3Sは、インナーイヤー型の強みと13mmドライバーが最大限に生かされたコスパ抜群のワイヤレスイヤホンでした。
しつこいようですが、音質が素晴らしいです。1万円以下で音質重視のワイヤレスイヤホンを探している方には最有力の選択肢になると思います。
現状インナーイヤー型のワイヤレスイヤホンは選択肢が少ないので、今後もAnkerからインナーイヤー型のイヤホンがラインナップされて選択肢が増えていってほしいですね。
今回購入したもの
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