ども。かんまる(@K4mmerU)です。
非ハニカムデザインの中型ワイヤレスマウスで市場最軽量の45gを実現したマウスとして、発売前から注目されていたNinjutso Sora。12月12日に開始した日本の正規代理店での争奪戦に無事勝利したので、この記事で実機レビューしていきます。
Ninjutso Soraの使い心地や完成度、機能や精度、質感やデザインなどを中心に、徹底的にレビューしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
Ninjutso Soraの基本スペック早見表
サイズ | 120.8×59.8×37.3mm | 接続 | USBレシーバー |
重量 | 45g±2g | 充電端子 | USB-C |
センサー | Pixart PAW3395 | 最大駆動時間 | 70時間 |
DPI | 50 – 26,000DPI | ソール | バージンPTFE |
最大加速度 | 50G | スイッチ | Huano Pink Dot |
最高速度 | 650IPS | エンコーダー | TTC – 9mm |
リフトオフディスタンス | 1/2mm | デバウンスタイム | 0 – 16ms |
最大レポートレート | 1,000Hz | カラー | ● ブラック ● ホワイト |
ボタン数 | 5 | 販売価格 | 12,990円(※) |
サイズ | 120.8×59.8×37.3mm |
重量 | 45g±2g |
センサー | Pixart PAW3395 |
DPI | 50 – 26,000DPI |
最大加速度 | 50G |
最高速度 | 650IPS |
リフトオフディスタンス | 1/2mm |
最大レポートレート | 1,000Hz |
ボタン数 | 5 |
接続 | USBレシーバー |
充電端子 | USB-C |
最大駆動時間 | 70時間 |
ソール | バージンPTFE |
スイッチ | Huano Pink Dot |
エンコーダー | TTC – 9mm |
デバウンスタイム | 0 – 16ms |
カラー | ● ブラック ● ホワイト |
販売価格 | 12,990円(※) |
※本記事作成時の日本正規代理店での販売価格
今回紹介するもの
Ninjutso Soraはこうやって買う
Ninjutso製品は現状Amazonや楽天市場などの大手ショップでは取り扱っていません。
そのためNinjutso公式サイトか、日本の正規代理店であるふもっふのおみせで購入することになります。価格面や手軽さから見て、公式サイトで購入するメリットがないため、ふもっふのおみせで購入すると良いです。ふもっふのおみせでの販売価格は12,990円です。
ふもっふのおみせの製品ページからメールアドレスを登録することで、入荷情報の通知メールをいち早く受け取ることができます。確実にゲットしたい方は、通知メールを受け取ると良いです。
他にも入荷情報を得るには、ふもっふのおみせ公式Twitter(@fumoshop)や、Ninjutso Japan公式Twitter(@Ninjutso_JP)をフォローするのも有効ですね。
Ninjutso Soraを開封!同梱物などをチェック
ふもっふのおみせで購入した次の日に発送され、購入から2日後に届きました。
Sora本体、USBレシーバー、充電ケーブル、延長用アダプタが入っています。画像の通り、今回はホワイトモデルを購入しました。
(公式情報によれば交換用ソールと説明書も入っているようですが、入っていませんでした…。現在サポートに問い合わせ中です…。)
Ninjutso Soraの外観をじっくり観察
せっかくなので外観をじっくりチェックしていきます。
トップ
トップ部分。ホイールとNinjutsoロゴ部分が黒く、それ以外は真っ白のシンプルなデザイン。改めてハニカムではないことに驚かされます。
ツルッというよりは、ややザラッとスベスベした肌触りになっています。
ボタン周り。左右クリックとホイールのみのシンプルな構成となっています。HuanoのPink Dotというスイッチを採用し、耐クリック回数は1,000万回とのこと。
サイド
左サイド。サイドボタンが2つ配置されています。もちろん純正ソフトを使うことで、サイドボタンに割り当てる機能はカスタマイズ可能です。
右サイド。なにもありません。
裏面
裏面。中央部に電源スイッチとセンサー、DPI切り替えボタンがあります。センサーは本体中心に配置されています。
デフォルトでは小さいサイズのソールが取り付けられていますが、大きいサイズのソールが交換用として同梱されています。ソールの素材にはPTFEを採用しています。
下部のカバーを取り外すとUSBレシーバーが格納されています。持ち運びの際に役立ちそうです。
全体的に非常にシンプルな作りになっており、無駄がなくていいですね。
大きさ・サイズ感
比較対象としてよく挙げられる軽量マウスの定番、LogicoolのG Pro X Superlightと並べてみました。
横からの図。
Superlightと比較して、お尻部分の横幅以外はすべてSoraのほうが一回り小さくなっています。
気になるNinjutso Soraの重さを実測!
Ninjutso Soraの一番の注目ポイントである「軽さ」を実際に計測してみました。
スペック値は45g±2gとなっていますが、実測値は47gでしたのでスペック値通りです。重心はしっかり中心にあります。
ちなみに改造の知識がある方は、さらに軽量化を図ることができそうです。
レビューしている商品
Ninjutso Soraの使い心地レビュー
実際に使ってみて感じた部分を項目別にまとめます。
持ち心地について
マウスの持ち心地は手の大きさや持ち方によって、感覚が大きく異なるため、あくまで1つの感想として見ていただければ。ちなみに筆者の手は中指の先から手首の付け根まで21cm程度とかなり大きめとなっています。
公式によると、Soraは「つかみ持ちとつまみ持ち用に設計されており、小~中型の手の方におすすめ」とのこと。
つまみ持ち
さすが公式推奨の持ち方といったところで、非常に持ちやすくなっています。くびれがしっかりしているので、つまみ持ちでもホールド感はしっかりあります。
横から見た図。
つかみ持ち
つかみ持ちユーザーの筆者にとっても、なんの違和感もなく持つことができます。ちょうど小指の付け根付近が凸部に当たり、マウスをしっかりと支えることができます。
横から見た図。
かぶせ持ち
筆者の手の大きさでもかぶせ持ちはできなくはないですが、フィット感は他の持ち方には劣ります。凸部37.3mmという厚さに慣れれば、かぶせ持ちでも十分使えるなとは思いました。
横から見た図。
総じて…
絶妙なくびれが良い働きをしてくれ、サイズ感以上に持ち心地は良いと感じました。つまみ持ちやつかみ持ちユーザーに最適です。
指は若干滑るかな。筆者は気になりませんが、気になる方はグリップテープが必要かも。
左右クリックの押し心地・押しやすさ・クリック音
SoraはHuanoのPink Dotというスイッチを採用しています。Pink Dot自体は1,000万回の耐クリック性能があるようです。
実際のクリック音を動画にしました。比較対象がある方がわかりやすいと思いますので、マイメンのSuperlightと比較しています。
クリック感はやや硬めな印象。ただその分クリックした際の跳ね返りがよく、連続のクリックがしやすいと感じています。
硬さに比例してか、クリック音もやや大きく感じます。が、これはマウスを並べてクリック音を比較しているからであって、単体で使っていればクリック音の大きさが気になることはありません。
ホイール
ホイールは硬めでチルト感がしっかりあります。1スクロール単位で操作をすることが多いゲームでも、操作ミスは起こらないですね。
ミドルクリック(ホイール押し込み)は標準的~やや硬いくらいで、個人的に気に入っています。
サイドボタンの押し心地・押しやすさ・クリック音
サイドボタンはやや上めの標準的な配置となっています。クリック感はやや柔らかめ~標準的といったところで、ストロークもあり、非常に押しやすいです。理想的なサイドボタンです。
一応サイドボタンのクリック音も動画にしました。もちろんマイメン付きです。
滑りやすさ
(マウスパッドとの相性等や感覚的な一面もありますので、ご参考までに…)
ガラスのマウスパッドであるArtisanの紫電改で使ったところ、滑りは標準的~やや滑るといった具合。
布のマウスパッドSteelSeriesのQck+で使ったところ、使いやすい滑走感を感じました。
2つのマウスパッドともに、トラッキングもフリックもバランスよく行える滑りでした。
本当は交換用のソールも試したいのですが、同梱されていなかったので悪しからず。(現在サポートセンターに問い合わせ中、もしソールを送っていただけたら後日追記します)
各種設定などの使い心地
公式サイトより設定用ソフトをダウンロードできます。設定ソフトでは機能の割り当てやバッテリー残量の確認、DPIの設定やポーリングレートの設定など、基本的なことが一通りできるようになっています。シンプルで使いやすいです。
DPIは4段階で設定可能で、マウス裏面のDPIボタンから切り替えることが可能です。
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Ninjutso Soraのセンサーテスト
マウスのセンサーの挙動を記録してグラフ化してくれるソフト「MouseTester」を使って、Soraのセンサー精度をチェックしていきます。
SoraにはPixArt社のPAW 3395というセンサーが採用されています。このセンサーはPulsar Gaming GearsのX2シリーズやM8などにも採用されています。
xCounts
画像はクリックで拡大できます。
xSum
画像はクリックで拡大できます。
センサー精度は非常に高く、グラフにもこれといった問題点は見当たりません。
Ninjutso Soraを実際にゲームで使ってみての感想
とりあえず6時間ほどSoraでゲームを遊んでみました。遊んだタイトルはValorantとApex Legendsです。
とにかく軽くて快適。初動がスムーズで思い通りのエイムを実現できます。トラッキングもフリックも非常にやりやすいです。形状がシンプルなためすぐに手に馴染み、他のマウスからでも違和感なく移行できます。
6時間程度のプレイではチャタリング等の不具合はありませんでした。完成度はかなり高いとみて良いと思います。
6時間プレイした後、なんと63gのG Pro X Superlightが少し重く感じてしまうほどでした。これはなかなかできない経験でした。
また一週間、一ヶ月と使ってみて感じたことがあれば追記していきます。
Ninjutso Soraレビューまとめ:45gに性能が詰まった次世代マウス
- ソリッド構造の中型マウスながらも45gという軽さを実現
- 高性能センサーのPAW 3395を搭載、正確なトラッキング性能
- 70時間のバッテリー性能
- シンプルなデザインに優れたビルドクオリティ
- つまみ持ちやつかみ持ちに最適な形状
- 跳ね返りの良いクリック感
- 押しやすい理想的なサイドボタン
- バランスの良い滑り
- シンプルで使いやすい設定ソフト
- この完成度で12,990円
- 大手ショップでの取扱がない
- かぶせ持ちをするには厚みが物足りない
- 流通量が少ない
Ninjutso Soraは、これといった欠点が見当たりません。唯一、かぶせ持ち派の方は本体の薄さを許容できるか考える必要がありますが、総じて非常に完成度の高いマウスでした。この完成度で12,990円とコスパも良いです。
軽量マウス派の方は間違いなく「買い」です。
(流通量さえ安定すれば)現状の軽量マウスの定番であるG Pro X Superlightに置き換わる、覇権を握るポテンシャルを感じました。当分は筆者のゲーム用メインマウスになると思います。これは面白いことになるぞ~!
どのタイミングで入荷するかはわからないので、欲しい方はふもっふの製品ページから通知メールを受け取るか、ふもっふの公式Twitter(@fumoshop)、Ninjutso Japan公式Twitter(@Ninjutso_JP)などでこまめに情報をチェックしてくださいね。
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