この記事では、自作PCにおけるPCケースについて、深堀りして紹介します。
記事の前半では、PCケースの種類や、選ぶ際に注目すべきポイントなど、PCケースに関する基礎知識を、後半では、超厳選したおすすめPCケースを9つ紹介しています。
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PCケースを自由に選べる(=見た目をカスタマイズできる)ことが自作PCのメリットの1つなので、ぜひ自分好みのPCケースを見つけてくださいね!
自作PCに必要な知識はこちらの記事で全部学べるようになっているので、不安な方はぜひ。
PCケースの役割
PCパーツを格納するための箱を総じてPCケースと呼びます。PCケースも自作PCのパーツの1つにカウントされることが多いため、この記事でもPCケースはパーツという扱いにします。
PCケースは、自作PCの見た目の大部分を担うパーツです。
また、見た目以外にも、PCケースごとに機能面が違うので、意外と選ぶのが難しいパーツになります。
ここからはPCケースの選び方を見ていきましょう。
PCケースの種類
まずPCケースには、様々な大きさのものがあります。PCケースの大きさによって使用できるマザーボードや、使用できるパーツのサイズも異なるため、注意が必要です。
PCケースは大きさによって主に「フルタワー」「ミドルタワー」「ミニタワー」の3種類に分けられます。各サイズに厳密な定義はありませんが、よく使われる名称なので一通り見ておきましょう。
サイズは人気製品のものを目安に記載しておきます。
ATXとかMini-ITXとか何ぞや?という方はこちらの記事をどうぞ。
フルタワー
フルタワーは、最も大きい部類のPCケースです。ATX、Micro-ATX、Mini-ITXの全てのマザーボードを使用することができます。参考サイズは52.5cm×31.5cm×55cm。
フルタワーのメリットは、拡張性の高さです。本格水冷やグラボ2枚刺しなどもできます。また、ケース内部の空間が広いため、配線のしやすさも嬉しいポイント。
デメリットは、広い設置スペースが必要なことです。とにかくバカでかいです。
ミドルタワー
ミドルタワーは、フルタワーよりもコンパクトなPCケースで、最も一般的なサイズです。 こちらもATX、Micro-ATX、Mini-ITXの全てのマザーボードを使用することができます。参考サイズは42.8cm×21cm×46cm。
ミドルタワーのメリットは、バランスの良さです。大きすぎず、拡張性も十分。また人気のPCケースのため、種類も多く様々なデザインから選べるのもGOOD。
デメリットは強いて挙げるとすれば良くも悪くも無難なところですかね。
ミニタワー
ミニタワーは、今回紹介した中では一番小さいPCケースの部類。主にMicro-ATX、Mini-ITXのマザーボード向けです(一部ATX対応)。参考サイズは37.2cm×21cm×34.9cm。
ミニタワーのメリットは、コンパクトなところです。ミドルタワーでも正直かなり大きいので、配置スペースを考えるとミニタワーくらいのサイズが一番良いです。
デメリットは、拡張性は他に比べて劣る点と、多くがATXマザーボードに対応していない点です。
しかし、ハイスペックなPCで無い限りは、「ミニタワー&Micro-ATXマザボ」の組み合わせとかでも全然作れます。
PCケースのサイズまとめ
フルタワー | ミドルタワー | ミニタワー | |
参考サイズ | 52.5cm×31.5cm×55cm | 42.8cm×21cm×46cm | 37.2cm×21cm×34.9cm |
対応マザボ | ATX、Micro-ATX、Mini-ITX | ATX、Micro-ATX、Mini-ITX | Micro-ATX、Mini-ITX(、ATX) |
拡張性 | 最高 | 高 | 中 |
おすすめは初めての自作PCならミドルタワーです。サイズ感と作りやすさのバランス、さらに種類豊富な点もおすすめポイント。
省スペースPC希望の方や、自作PC経験者の方ならミニタワーもおすすめ。
本格水冷やグラボ2枚刺しなど超ハイスペックPCを作りたい方はフルタワーですね。
他にも、さらに小型のケースやキューブ型のケースなどもありますが、かなり特徴的なため自作PC初心者にはあまりおすすめできません。一応記事の最後にそれらのおすすめケースも紹介しておきますので気になる方はぜひ。
PCケースを選ぶときに注目するポイント
PCケースは本当に数多くの種類があります。そこで、サイズ以外にも注目しておくべき項目をチェックしていきましょう。これらのポイントを押さえれば、自ずと自分にあったPCケースが絞れてきますよ。
デザイン
まずはなんといってもデザイン。PCの見た目の大部分を担います。
さらに自作PCを作るメリットとして、PCケースを自分で選べる点が挙げられます。せっかくの自作PCですから、自分好みのデザインを見つけましょう。
PCケースの色はもちろん、形、材質、RGBの有無など見るべきポイントはたくさん。
特に、PCの内部にこだわっている場合は、中が見えるサイドパネルがガラスやアクリル製のものを選ぶと良いでしょう。
I/Oパネル
基本的にPCに外部端子を接続するときは、マザーボードのI/Oポートを使用しますが、これはPCケースの裏側になるため、高頻度で抜き差しするケーブルを使用するにはやや面倒です。
それを考慮して各PCケースは、表側にI/Oパネルと呼ばれるUSBやイヤホンなどを挿せる部分を用意してくれています。このI/OパネルもPCケースによって大きく異なるため、挿せるUSBの数や端子の種類など確認しておくと良いでしょう。
冷却性能
PCケース内部に熱がこもらないように、空気の流れ(エアフロー)がしっかりしているかどうか。これによってCPUなどの温度が数℃変わることもザラにあります。
今どきのPCケースはどれも冷却性能がしっかりしているので、あまり気にすることはありません。
冷却性能を求めている方は、冷却性能で押しているPCケースを選ぶと良いでしょう。
内部構造
内部構造は言い換えると配線のしやすさですね。配線は自作PC初心者にとって最も強敵になりうる存在です。
パッと見で配線のしやすさを見分けることはできませんが、気になるPCケースのレビューなどを読んで、「配線がしにくい!」という声が無いかはしっかり見ておくと良いです。
超厳選おすすめPCケース9選
最後におすすめのPCケースを9つ厳選しました。定番のミドルタワー4つ、ミニタワー2つ、フルタワー2つ、最後にちょっと変わり種のキューブ型を1つ紹介します。
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1. 【ミドルタワー】NZXT H510・H510 Elite
メーカー | NZXT | |
製品名 | H510 H510 Elite |
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サイズ | ミドルタワー (42.8cm×21cm×46cm) |
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カラー | 【H510】ホワイト・ブラック・レッド 【H510 Elite】ホワイト・ブラック |
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I/Oパネル | USB3.1 TypeA×1、USB3.1 TypeC×1、Audio/Mic×1 |
2. 【ミドルタワー】Corsair iCUE 4000X RGB
メーカー | Corsair | |
製品名 | iCUE 4000X RGB | |
サイズ | ミドルタワー (45.3cm×23cm×46.6cm) |
|
カラー | ブラック・ホワイト | |
I/Oパネル | USB3.0×1、USB3.1 TypeC×1、Audio/Mic×1 |
3. 【ミドルタワー】Fractal Design Define 7
メーカー | Fractal Design | |
製品名 | Define 7 | |
サイズ | ミドルタワー (47.5cm×24cm×54.7cm) |
|
カラー | ブラック・ホワイト | |
I/Oパネル | USB3.1 TypeC×1、USB3.0×2、USB2.0×2、ヘッドホン×1、マイク×1 |
4. 【ミドルタワー】Thermaltake Versa H26
メーカー | Thermaltake | |
製品名 | Versa H26 | |
サイズ | ミドルタワー (46.4cm×22cm×49.3cm) |
|
カラー | ブラック・ホワイト | |
I/Oパネル | USB3.0×2、USB2.0×2、ヘッドホン×1、マイク×1 |
5. 【ミニタワー】Cooler Master MasterBox Q300L
メーカー | Cooler Master | |
製品名 | MasterBox Q500L | |
サイズ | ミドルタワー (38.6cm×23cm×38.1cm) |
|
カラー | ブラック | |
I/Oパネル | USB3.0×2、ヘッドホン×1、マイク×1 |
6. 【ミニタワー】Thermaltake Cersa H17・H18
メーカー | Thermaltake | |
製品名 | Versa H17 Versa H18 |
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サイズ | ミドルタワー (38cm×20.5cm×39cm) |
|
カラー | ブラック | |
I/Oパネル | USB3.0×1、USB2.0×2、ヘッドホン×1、マイク×1 |
7. 【フルタワー】Corsair Graphite 780T
メーカー | Corsair | |
製品名 | Graphite 780T | |
サイズ | フルタワー (63.7cm×28.8cm×60.2cm) |
|
カラー | ブラック・ホワイト | |
I/Oパネル | USB3.0×2、USB2.0×2、ヘッドホン×1、マイク×1 |
8. 【フルタワー】Thermaltake VIEW 51 TG ARGB
メーカー | Thermaltake | |
製品名 | VIEW 51 TG ARGB | |
サイズ | フルタワー (52.5cm×31.5cm×55cm) |
|
カラー | ブラック・ホワイト | |
I/Oパネル | USB3.1 TypeC×1、USB3.0×2、USB2.0×2、ヘッドホン×1、マイク×1、LEDコントロールボタン×1 |
9. 【キューブ型】Thermaltake Core V1
メーカー | Thermaltake | |
製品名 | Core V1 | |
サイズ | キューブ型 (31.6cm×27.6cm×26cm) |
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カラー | ブラック・ホワイト | |
I/Oパネル | USB3.0×2、ヘッドホン×1、マイク×1 |
まとめ:要点をチェックして自分好みのPCケースを!
自作PCの醍醐味を最大限に楽しむためにも、そして作ったPCをより愛すためにも、自分好みのPCケースを見つけましょう。数が多すぎて迷う場合は、ぜひこの記事で紹介したPCケースを参考に選んでみてください!
最後に、私が1つケースを選ぶとしたら、 「1. 【ミドルタワー】NZXT H510・H510 Elite」で紹介したNZXT H510 Eliteです。ぜひご参考までに!ありがとうございました。
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