povo2.0の通信制限「最大128kbps」の使用感を徹底検証

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この記事では、povo2.0通信制限状態である「通信速度最大128kbps」について、通信制限になる仕組みから、実際の使用感まで徹底検証していきます。
基本料0円のpovo2.0だからこそ、気になる方も多いと思います。

実際の動作にかかる時間を計測して紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね〜。


他にもPovo2.0に関する記事を書いてますので、合わせてぜひ。



目次

povo2.0の通信制限について

povo2.0のトッピングを購入していない状態

povo2.0は、トッピングを購入していない状態で通信制限がかかります。
トッピングを購入したとしても、使い切った場合や期限が切れた場合にも通信制限がかかります。

トッピングを継続的に購入していれば、povo2.0は基本的に通信制限とは無縁です。


通信速度の見方

これから具体的な通信速度の数値を見ていきますが、その前に見方を説明しておきます。知っている方は飛ばしてもらってOKです。

通信速度の単位

通信速度を測る単位として、bpsがあります。これは、bit per secondの略称で、1秒間に何ビットのデータを通信できるかを表します。

この「bps」の前に「k(キロ、1,000倍)」や「M(メガ、1,000,000倍)」をつけてkbpsやMbpsとして使うことが多いです。1,000,000bps = 1,000kbps = 1Mbpsです。
現在の通信技術であれば、Mbpsや、さらに上のGbps(Mbpsのさらに1,000倍)を使うことが多いです。

「下り」と「上り」

通信速度には「下り(ダウンロード)」と「上り(アップロード)」の2種類の指標があります。
下りはデータを受信できる速度を表し、上りはデータを送信できる速度を表します。どちらもbpsを使って表します。

通信速度を測るときには、基本的に下りの方が大事になってきます。下りの値が大きいほど、通信速度が速くなると思っておけば良いです。


povo2.0の通常時の通信速度について

povo2.0の通常時の通信速度

まずは参考までに、トッピングを購入している状態(通信制限ではない状態)での通信速度を見ておきます。

結果は、下り145Mpbs、上り6.70Mbpsでした。これを基準にして制限時の速度を見ていきましょう。


povo2.0の制限時の通信速度について

povo2.0の通信制限について

povo2.0通信制限時の速度は、最大128kbpsです。すなわち0.128Mbpsですね。
通常時の下りが145Mbpsでした。ということは数字だけ見ると、制限時は通常時の約1000分の1程度の速度ということになります。


povo2.0の通信制限での速度を実際に計測

では実際に通信制限時のpovo2.0の速度を計測してみます。今回は10回計測しました。

1回目の通信速度測定結果
1回目 下り0.15Mbps 上り0.18Mbps

2回目の通信速度測定結果
2回目 下り0.11Mbps 上り0.15Mbps

3回目の通信速度測定結果
3回目 下り0.11Mbps 上り0.16Mbps

4回目の通信速度測定結果
4回目 下り0.10Mbps 上り0.16Mbps

5回目の通信速度測定結果
5回目 下り0.12Mbps 上り0.13Mbps

6回目の通信速度測定結果
6回目 下り0.17Mbps 上り0.15Mbps

7回目の通信速度測定結果
7回目 下り0.16Mbps 上り0.17Mbps

8回目の通信速度測定結果
8回目 下り0.17Mbps 上り0.18Mbps

9回目の通信速度測定結果
9回目 下り0.15Mbps 上り0.16Mbps

10回目の通信速度測定結果
10回目 下り0.14Mbps 上り0.18Mbps


平均値 最大値 最小値
下り 0.138Mbps 0.17Mbps 0.10Mbps
上り 0.162Mbps 0.18Mbps 0.13Mbps

最大の128kbps(=0.128Mbps)より少し大きな値が出ていますが、誤差でしょう。


通信制限状態のpovo2.0を使ってみる

ここまでは数値的な話ばかりでしたが、ここからは実際に通信制限状態のpovo2.0を使って、様々なシチュエーションの動作にかかる時間を計測しました。
これで最大128kbpsがどれほどの実力かを実感できると思います。


Webサイト

Webサイトのイメージ

まずはWebサイトの読み込み速度を計測します。ページにアクセスしてから、ページ内のコンテンツが全て表示されるまでの時間を計測しています。

1. apple.com

Appleのホームページ

サイトURL:https://www.apple.com/jp/
結果:5分オーバー

まずはAppleのホームページ。特に重いサイトである印象はありませんが、5分を超えても読み込み中でタイムオーバー。

2. povo.jp

povo2.0のホームページ

サイトURL:https://povo.jp/
結果:5分オーバー

次はpovo2.0のホームページ。こちらも5分を超えでタイムオーバー。企業系のホームページは時間がかかる傾向があるのでしょうか。

3. reiwa-ni-ikiru.com

当ブログのトップページ

サイトURL:https://reiwa-ni-ikiru.com/
結果:4分44秒

ということで個人ブログである当ブログの読み込み速度を計測。1分52秒でページ自体は表示され始めましたが、画像などが全て表示されるには4分44秒という結果に。
サイトの読み込み速度を点数で計測してくれるGoogle PageSpeed Insightsでは98点なんだけどな…。

4. abehiroshi.la.coocan.jp

阿部寛さんのホームページ

サイトURL:http://abehiroshi.la.coocan.jp/
結果:8.3秒

ここまできたら最終奥義!俳優の阿部寛さんのホームページで勝負だ!
阿部寛さんのホームページといえば、世界でみてもトップクラスの読み込み速度を誇るサイトとして有名ですが、それでも8秒かかりました。
それにしても他のサイトに比べると圧倒的な速さで、さすがとしか言えません…。

5. Google検索

Googleの検索結果画面

サイトURL:https://www.google.com/
結果:4.6秒

ちなみにGoogleでの検索自体は意外と素早くできました。ただ、ここからサイトにアクセスするとなるとまだまだ時間がかかります。


Twitter

Twitterのイメージ

iPhoneのTwitterアプリで、タイムラインを更新してから内容が表示されるまでの時間を計測しました(シュッからパッまでの時間です)。
読み込むツイートの量によって時間が左右するので、平日の日中に1時間ごとに更新して計測しました。

タイム
1回目 23.8秒
2回目 31.2秒
3回目 16.9秒
4回目 11.9秒
5回目 28.1秒
平均 22.4秒

平均して22秒かかる結果に。ちなみに、ツイート自体は上記の時間で読み込みましたが、ツイートに添付された画像の表示にはさらに時間がかかります。


YouTube

YouTubeのイメージ

最後にYouTube。こちらもiPhoneのYouTubeアプリで動画をタップしてから再生が始まるまでの時間を計測しています。
3分程度のニュース動画を5本、画質は最低設定の240pです。

タイム
1回目 10.5秒
2回目 26.9秒
3回目 32.7秒
4回目 35.7秒
5回目 32.5秒
平均 27.7秒

10秒で読み込めた時は意外といけるのでは!?と思いましたが、いざ再生が始まってもすぐ止まります。概要欄やコメント欄の読み込みにもさらに時間がかかりました。


結論:ちゃんとトッピングを買うべし!

最初から薄々感じていたと思いますが、povo2.0通信制限「最大128kbps」はやはり使い物になりません!ちゃんとトッピングを買いましょう!
というより、povo2.0は基本料が0円なので、通信制限状態でもそれなりに使えてしまえば、トッピングを買わずにやりくりする人が現れてしまうので、当然の結果と言えますね。


ちなみに、私はradikoでよくラジオを聞くのですが、ラジオなら通信制限状態でも途切れることなく聞くことができました。さすがラジオ。


ということで、結論「阿部寛さんのホームページとラジオはすごい」でした!ありがとうございました!

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