「ボロアパートを夢のスマートホーム化」シリーズの第3弾。同シリーズは、スマートホームに憧れた筆者が、SwitchBotを始めとする様々なスマート家電をボロアパートに導入し、より良い暮らしを手に入れようと模索する物語を綴っている。
この記事では、部屋の温度・湿度を計測し、スマートに部屋の温度管理を行えるSwitchBotの温湿度計を導入した際の様子を紹介する。
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SwitchBotの温湿度計でできること
SwitchBotの温湿度計は、単に液晶に部屋の温度・湿度を表示するだけにとどまらない。
部屋が暑くなったらスマホに通知を届けたり、さらには部屋の温度が設定した値を超えると、自動でエアコンをつけたりできる。
これで熱帯夜でも適切に部屋の温度を自動管理してくれるし、お子さんやペットがいるご家庭でも活躍してくれるだろう。
SwitchBotの温湿度計には、スイス製の高精度センサーが搭載されており、正確な計測も売りの1つ。
部屋の温度を自動でスマートに管理できるこの温湿度計は、まさに”スマートホームの代名詞”だ。

第3回となってはもはやおなじみの「SwitchBotアプリ」から、過去の温度・湿度のログを見ることもできる。より快適な住まいづくりに一役買ってくれること間違いなしだ。
SwitchBot 温湿度計のセットアップ

今回はAmazonで購入。購入価格は1,580円。
SwitchBotの温湿度計は単四電池2本で駆動する。もちろん電池は付属しているので、購入してすぐに温湿度の計測をスタートできる。

アプリとの連携が完了したら、随時過去のログを閲覧することができる。
ちなみにSwitchBotの温湿度計は、4秒ごとに計測値を更新するので、かなり詳細な温湿度管理が可能だ。
温度/湿度アラートの設定
まずはSwitchBotの温湿度計の機能の1つである「アラート設定」を行っていく。これは前述の通り部屋が暑くなったらスマホに通知を届ける機能だ。もちろん部屋が寒くなった場合でも同様である。

SwitchBotアプリから、温湿度計の設定画面を開き、「アラート設定」をタップする。

ここで温度アラートと湿度アラートを設定することができる。試しに温度アラートをONにして、寒暖ともに基準値を設定する。
例えば画像の場合だと、部屋が-20度以下になるか、28度以上になるとスマホに通知が届くようになる。
湿度アラートの設定も同様だ。

私は基準値を29度に設定している。実際に届いた通知がこちら。
SwitchBot 温湿度計×IFTTTで部屋の温度を自動管理
「温湿度計の温度が29℃以上になりました。ご注意ください。」の通知だけで終わらないのがSwitchBotの温湿度計だ。
SwitchBotの温湿度計では、基準値を超えると自動でエアコンや扇風機をつけるところまでやってくれる。もちろん温湿度計から直接エアコンや扇風機を操作することはできないので、別のSwitchBot製品と組み合わせて使うことになる。
このようにSwitchBot製品は、製品間のコンビ技に長けており、同シリーズの製品の集め甲斐があるってものだ。

例えば部屋の温度によって自動でエアコンをON/OFFしたいなら、前回の【#2】家にある全てのリモコンをSwitchBot Hub Mini1つに集約させるで登場したSwitchBot Hub Miniと組み合わせれば良い。SwitchBot Hub Miniは、赤外線リモコンを登録してスマホなどから操作できるようにするものだ。
使用するアイテム

そして、「部屋が〇〇度以上になれば、エアコンをつける」というように、条件と動作を紐づけるために、「IFTTT」というアプリを使用する。
ややこしくなってきたと感じるかもしれないが、意外と簡単な話だ。
- SwitchBotの温湿度計で温度・湿度を計測
- IFTTTに登録した条件を満たしたら、SwitchBot Hub Miniに信号を送る
- SwitchBot Hub Miniがエアコンをつける
こんな流れだ。そして設定も簡単なので安心してほしい。
SwitchBot 温湿度計×IFTTTの設定手順

IFTTTアプリをインストールして起動したら、まずはIFTTTアカウントを作成する必要がある。「Continue with Email」で登録したが、メールアドレスとパスワードのみで10秒もあれば登録できる。

これがIFTTTのメイン画面だ。まずは下のCreateからIf This Addをタップする。

検索欄にSwitchBotと入力し、Choose a triggerから「温度・湿度の変化」をタップする。

SwitchBotと接続するためにConnectをタップして続けるをタップ、SwitchBotアカウントでログインすれば接続はOK。

デバイスのドロップダウンから登録した温湿度計を選択、温度条件を「温度は入力した数値より高い」、温度値を「28」、湿度条件を「湿度条件を指定なし」、湿度値を空に設定した。
このとき、「部屋が28度以上になれば、この後設定する動作を実行する」ことができる。Create Triggerをタップする。ちなみにCreate Triggerはきっかけを作るといった意味だ。

次に、条件を満たした際に実行する動作を設定する。
Then That Addをタップして、先ほど同様SwitchBotを検索する。今回はエアコンをつけたいのでTurn A/C onをタップする。わかりにくいが、A/Cがエアコンの意味だ。
Choose an A/Cのドロップダウンから、SwitchBot Hub Miniに登録したエアコンのリモコンを選択、modeを「cool」、temperatureを「28℃」、fan speedを「middle」に設定してみた。設定が終わればCreate actionをタップする。
これで条件を満たしたときに、エアコンを冷房モードで温度は28℃、風量は中で起動できる。
まとめると「部屋が28℃以上になったら、エアコンを冷房・28℃・中風で起動する」という設定だ。

これで設定はOKなので、Continue → Finishで設定を保存しておこう。「Receive notifications when this Applet is active」をONにしておけば、この条件によって動作が実行されたときに通知が来るようになる。

実際に実行されたときの通知がこちら。
まとめ:SwitchBot 温湿度計はまさに”スマートホーム”そのもの
- SwitchBotの温湿度計は温度・湿度を正確に計測できて過去のログも閲覧可能
- 温度・湿度が基準値を超えたらスマホに通知を送ることも可能
- IFTTTや他のSwitchBot製品と組み合わせることで、温度・湿度により家具家電を制御可能
今回は「ボロアパートを夢のスマートホーム化」シリーズの第3弾ということで、温度・湿度をスマートに計測できるSwitchBotの温湿度計を導入してみた。
単に温度・湿度を計測できるだけでなく、それをきっかけにして家具家電を制御できるのは、まさに思い描くスマートホームそのものだった。SwitchBotの温湿度計やIFTTTを使いこなせたら、スマートホーム上級者と言ってよいだろう。
SwitchBot製品の中でも一番安い部類なので、ぜひ気軽に導入してみてほしい。
今回購入したもの
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