この記事では、キーボードのキートップカスタマイズを簡単にシミュレーションする方法を紹介しています。
キートップカスタマイズのシミュレーションを事前に行っておくことで、「自分が欲しいキートップの色がわかる」「作業がしやすくなる」「想像と違った的なミスが起こりにくい」「理想のデザインを作り込める」などの利点があり、有用なだけでなく楽しいです。
特に難しい作業はありませんので、ぜひお試しください。
実際にキートップをカスタマイズしてみた際のレビュー記事はこちらをどうぞ。
いくつかキートップカスタマイズのシミュレーションをしてみました
最初に「キートップカスタマイズのシミュレーションとはどんなもんや?」というところを知ってもらうために、いくつかのサンプルを用意しました。
使用した元画像
今回は私の愛用デバイスであるREALFROCEのR3UC41の画像を使用しました。この真っ白なキーボードがどのように変化するかをご覧ください。
サンプル6例
※画像はクリックで拡大できます。
紹介する方法を使っていくつかサンプルを作ってみました。これは実際にキートップを入れ替えたのではなく、あくまでシミュレーションです。
デザイン性の良し悪しは置いておいて、様々なパターンを気軽に試せるのがシミュレーションの良いところですね。実際、上の画像くらいなら1枚あたり2分くらいでパパッと作れてしまいます。
今回使用したキーボード
PhotoShopでキートップカスタマイズのシミュレーション
上のサンプルを見ていただければわかるかと思いますが、キーボードの画像を加工することでカスタマイズのシミュレーションを行います。
ということでここから具体的な手順解説です。
- キーボードの写真
- 画像編集ソフト
キーボードの写真はなるべく真上から撮影したものが使いやすいと思います。自分で撮影するか、個人の範囲で使用するならネットで拾ってきた画像でもOK。
画像編集ソフトは基本的な機能が使えるものなら何でもOKですが、今回の解説ではPhotoShopを使用します。
画像編集ソフトを持っていない方は7日間の無料体験があるPhotoShopおすすめです。無料期間後は月額1,078円で使用できるプランもあります。
起動から読み込みまで
PhotoShopの超基本的な使い方は以下の記事で網羅しています。
PhotoShopを起動して、先ほどのキーボードの画像を配置した状態です。
色付け方法
- 左のツールバーからペンツールを選択
- 上部メニューでシェイプを選択
- 線は無しにしておく(赤斜線のマーク)
次に「塗り」をクリックし、虹色のボタンをクリックします。
カラーピッカーが表示されます。ここでキーに付けたい色を選びます。
RGB形式や16進数で指定できる他、それらの知識がなくても直感的に色を探せます。
まずは色づけたいキーの上に、ベタ塗りの図形を作っていきます。
今回は「Q」キーに色付けしてみます。解説のために1つのキーに色付けしていますが、複数のキーをまとめて色づけることももちろん可能です。
「Q」キー周りをグルっと囲むように頂点をクリックしていきます。
2つ目の頂点。
3つ目の頂点。ペンツールはクリックした点同士を結んで図形が作られます。
4つ目の頂点。
最初の点と結んで図形を完成させます。最初の点と結ぶときはペンのカーソルの右下に「○」が表示されます。
図形ができました。
レイヤーの欄を確認すると「シェイプ1」が今作った図形のレイヤーになっています。このシェイプ1を選択した状態で「通常」と書かれた欄をクリックします。
ここで「乗算」モードを選択します。
※キーボードの色によっては、他のモードを選択したほうがうまく馴染む可能性があります。
特に黒のキーボードを使用する場合で乗算モードが上手く馴染まない場合は、反転した色の図形を作成した上で「除算」モードを使うと上手く馴染むことがあります。
これでいい感じにキーボードの画像に色が馴染んでくれます。
色の変更
作った図形の色を後から変更してみます。
- 左下のレイヤー欄で作った図形のレイヤーを選択
- 左のツールバーからペンツールを選択
- 画面上部の「塗り」からカラーピッカーを開く
ここで好きな色に変更してOKをクリックします。
作った図形の色を変更することができました。
形の変更
作った図形の形を後から変更してみます。
- 左下のレイヤー欄で作った図形のレイヤーを選択
- 左のツールバーからペンツールを選択
ペンツールを選択しているときはカーソルがペンの絵になります。
この状態でWindowsならCtrl、MacならCommandを押している間はカーソルが写真のように通常のカーソルの見た目に変わります。
このカーソルの状態で頂点をドラッグすると形を変更することができます。
カスタマイズ用キートップの選択肢をまとめてみる
「シミュレーションが終わったし、いよいよ実際にキートップを取り替えよう!」
と思ってAmazonや楽天で「キートップ」とか「キーキャップ」で検索しても、あまり種類が出てきません。在庫がなかったりとかも多いです。あと英字配列用のキートップが多いです。
キートップを自分好みにカスタマイズするの個性が出ていいと思うんですが、まだまだ一般的ではないんですかね~。
ということで記事作成時に購入できるもので使い勝手が良さそうなものをある程度かき集めてみました。
FILCO Majestouchシリーズ専用 交換用カラーキーキャップセット
キーボード | 配列 | カラー |
Cherry MX軸 | 日本語 |
|
※追記(2022年3月17日)
こちらのFILCO Majestouchシリーズ専用キーキャップを実際に購入して使用してみました。その際のレビューはこちら。
センチュリー 「KB Paradise CHERRY MX軸キーキャップ」シリーズ
キーボード | 配列 | カラー |
Cherry MX軸 | 英語 |
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Umora 37キー キーキャップセット
キーボード | 配列 | カラー |
CHERRY MX軸 | 英語 |
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Shiwaki 108キー キーキャップ
キーボード | 配列 | カラー |
CHERRY MX軸 | 英語 |
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Happy Balls PBTキーキャップ
キーボード | 配列 | カラー |
CHERRY MX軸 | 英語・日本語 |
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HHKB & REALFORCE用 キーキャップセット
キーボード | 配列 | カラー |
HHKB REALFORCE |
日本語・英語 |
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※追記(2022年3月29日)
REALFORCE R3用キーキャップセットを実際に購入して使用してみました。以下の記事でレビューしていますのでぜひ。
キートップの取り外しには専用器具を使うべし
キートップの取り替えの際、正しく取り外すために取り外し器具を使用するのが鉄則です。
取り外し器具はキートップセットに付属している場合もあります。付属していない場合は合わせて購入しておきます。500円くらいで購入できるので、スムーズに・安全に作業するためにケチらず買っておくことをおすすめします。
まとめ:キートップカスタマイズはシミュレーションするのがおすすめ!
- PhotoShopを使うことで気軽にキートップカスタマイズのシミュレーションが可能!
- 現状取り替え用キートップの選択肢は多くはない。上手に選ぶべし!
- 取り替える際は専用の引取工具を使うべし!
キートップの取り替えをすることで、キーボードを自分好みにカスタマイズでき個性を出すことができます。
キートップセットを買う前にシミュレーションしておくことで、必要なキートップが明白になり、また作業もしやすくなるでしょう。ポチポチするだけで自分の愛用キーボードの見た目が変わるのが楽しいです。
私はREALFORCE R3シリーズ用キートップが発売されたら購入する予定です。その際はまた購入レビューしますのでぜひご覧ください。(→レビュー記事はこちら)
質問があればコメントまでどうぞ。では!
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